1: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:25:13.62 ID:X8w+XZnDO


忍「……」

忍「はー」

忍「今日も冷えるねー」
no titleno title




晶葉「そうだな。…なんだ、息が白いと寒さもいっそう身に…うぅ」ブル
no titleno title




忍「あ、そうかも」

晶葉「くしゅ。……呼気が白くなく済むような装置でも考えるかな」…ズズ

忍(あぁそういう方に行っちゃうか…)

忍「……マスクをつけるといいかも?」

晶葉「おお」タシカニ


・ハッピーマジシャンとハッピー☆ジーニアス



2: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:26:22.58 ID:pHOMFOLso



スチャッ


晶葉「ふふふ。これで息が白くなるのも最小限に抑えられるな!」

晶葉「しかも気持ち息がこもるので暖かい。忍はかしこいな!」モゴモゴ

忍「ふふ。それほどでも」

忍「あ、コーヒー飲む?」

晶葉「すまない。頂こう」

晶葉「あれ?…これはま、マスクを外さないといけないのか…?」

忍(晶葉ちゃん面白いな)トポポ



3: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:26:55.44 ID:X8w+XZnDO


忍「はいどうぞ」

晶葉「うむ」

晶葉「……」ムゥ

忍「まだ悩んでるの?」ズズ

晶葉「うん。…ここでマスクを外すのはなんだか負けたような気がするのでな…」

忍(なににかな)クス

晶葉「ぐぬぬ」

忍「…」ズズ…

忍「はふー」アッタカー

晶葉「……」

晶葉「…」クイ

忍「あ、とるんだ」

晶葉「ぐ…だっておいしそうなんだもん…」

忍「おいしいよー」フフー

晶葉「き、今日のところは妥協するさ」

忍「そっか」

晶葉「…うむ」


晶葉「……おいしい」

忍「そっか。よかった」

晶葉「うむ」



4: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:28:22.91 ID:pHOMFOLso


晶葉「しかし…忍は暖かい飲み物を携帯しているんだな。マメというか、真面目というか」

忍「ん、そうかな…学校に行くときはいつも水筒を持つようにしてるから」

忍「ふふ、お休みの日でも外に出るときはくせで準備しちゃうんだよね」

晶葉「ふぅん」

忍「それにこうしてるとお財布にやさしいんだよ!へへ」

晶葉「そうだな。うむ、気が効く忍はいい助手になれそうだ」ウンウン

忍「むむっそれが歳上のお姉さんに向かってかける褒め言葉かーえいっ」ペチ

晶葉「あぅ。ご、ごめんなさい」

忍「じょうだんだよ♪へへっ」



5: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:28:59.30 ID:X8w+XZnDO



・・・・


忍「けど意外だったなー」

晶葉「うん?」

忍「晶葉ちゃんと駅のホームで会うなんて。なんとなく晶葉ちゃんって、公共交通機関は使わなそうなイメージだったから」

晶葉「べ、べつに私は引きこもりだというわけではないんだがな…」

忍「あ、ち、違うよ?そんなつもりじゃ」

晶葉「ふむ……まぁたしかに、ぎゅうぎゅうの電車で不快な思いをしてまで移動はしたくないな…」

晶葉「ふふっそれなら移動用ロボでも自作しようと思うよ!」

忍(予想通りだ。というかぎゅうぎゅうって可愛い)

晶葉「??どうかしたかね」

忍「なんでもないよー」



6: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:29:39.49 ID:pHOMFOLso


忍「だから偶然。会えてハッピーだね!」

晶葉「うむ。…ん?それを言うならラッキーじゃないか?」

忍「まぁまぁ。ハッピーハッピー」

晶葉「……まあどちらでもかまわないが…」

晶葉「…そうか。忍は私と会えてハッピー、か…ふふ」ニヘラ

忍「うん♪」

晶葉「うん」



7: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:30:09.68 ID:X8w+XZnDO


晶葉「ただええと…たしかに私は、」

晶葉「べつに、今日こうして出かけるつもりはなかったんだがな」

忍「あ、そうなんだ?」

晶葉「うん。…オフだったのでな、試作用ロボの実験でもしようかと事務所に向かったんだが…」

晶葉「プロデューサーのやつ、オフの日くらい外に出て普通の休日を過ごせだと」

晶葉「ふんだ。だったら助手のプロデューサーも私に付き合えという話だ、まったく」

忍「なるほど」

晶葉「忍はお買い物か?」

忍「そうそう。お洋服でも見に行こうって」

晶葉「それはいい。私も、今度完成予定の人型ロボに着せる服を買わないといけないしな」

忍(あ、私とはだいぶ目的が違う。面白いなー)

晶葉「??」



8: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:30:37.59 ID:pHOMFOLso


晶葉「…」ズズ

晶葉「…はふ…まったく」

晶葉「普通の休日って……事務所でいつものように過ごせれば、私にとってはそれがそうなのにな」

忍「…うん。そうだね」

晶葉「うむ」



9: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:31:18.93 ID:X8w+XZnDO


晶葉「こちとらこうして外出なんてするつもりもなかったから…くしゅ。うぅ」

晶葉「まともな防寒もしていない。もう。くそう。覚えていろよ、事務所に戻ったら外でもとってもぬくぬくなサポートロボを作ってやるんだからな」

忍「…とりあえず、アタシのマフラー使う?」

晶葉「あ、…いや、すまない。そういうつもりで言ったわけでは…」

忍「へーきへーき。どうせ新しいマフラー欲しいなーっても思ってたし、すぐ買うと思うから」

晶葉「……」

晶葉「くしゅ」



10: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:31:50.32 ID:pHOMFOLso



もこもこ


晶葉「助かる」ズズ

忍「いえいえ」

晶葉「…ふふ」モコモコ

晶葉「ひょっとすると…私は、こうして忍に出会わなければ、今日凍死していたかもしれないな」

忍「そんな大げさな」

晶葉「大げさなものか。体力不足は自覚している。ありがとう」

忍「…へへ。ううん。どういたしまして」



11: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:32:45.67 ID:X8w+XZnDO



・・・・


晶葉「忍は青森の出身だったな。きっと…私よりずっと、寒さとの付き合いは上手なんだろうな」

忍「うん。たしかに、こっちよりは寒いかなー…」ハー…

忍「晶葉ちゃんは東京出身だよね。ちょっとだけ羨ましいかも」…ヘヘ

晶葉「そうか?」

忍「うん。あ、うそ。けっこう羨ましい。ずるいぞっ」ミョン

晶葉「あぅ、こ、こら、私のツインテールを……ああっ両方とも引っ張るのはよしてくれ」アー

忍「ふふふ」ミョンミョン



12: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:33:11.51 ID:pHOMFOLso


忍「…」ハー…

忍「まぁ…一人暮らしだしね。たまにちょーっとさみしくなったりするかな」

晶葉「…うむ」

忍「うん」

忍「…息を吐いて…白くて。あ、冬だな、そういえば、みんなはどうしてるだろうなって」

晶葉「…」ミョンミョン

晶葉「そういうものか」

忍「そういうものだー」ミョーン

晶葉「あー」



13: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:33:40.30 ID:X8w+XZnDO


晶葉「……」フム

晶葉「そうだ。今度私が――」

忍「?あ、みてみて晶葉ちゃん」

晶葉「む?」



忍「…」

晶葉「…」

晶葉「……雪だな」

忍「うん。雪だね」



14: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:34:12.01 ID:pHOMFOLso


忍「…あ、どうりで電車が遅いなぁと」

晶葉「む…そういえばそうだ……先ほどから放送はしていたのかもな」

忍「話に夢中で気がつかなかったのかも。ふふ」

晶葉「うむ。まあ…楽しかったのでいいか」

忍「いいかも。へへ」



15: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:34:42.42 ID:X8w+XZnDO


忍「あ、ごめん」

晶葉「ん?」

忍「さっきなにか言いかけてたよね。なんだったかな?」

晶葉「……ああ、いや」

晶葉「うん。今度私が、降雪用のロボでも作ろうかとな」

忍「??雪合戦でもしたいの?」

晶葉「ち、違う。……いやそれも楽しそうだな」

忍「うんっ楽しそう。ふふっ」



16: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:35:06.77 ID:pHOMFOLso


晶葉「うん…ま、まあそれはそれで…」コホン

晶葉「ほら。こっちでだって息は白くなるし…雪も降る。それから、家族はいないかもしれないが知人はいるだろう?」

晶葉「だからほら。それならべつに、さみしくもならないかなって」

忍「……」

晶葉「…ぅ、えと」

晶葉「…ほ、ほんの天才のささいな思いつきだがな!」

忍(謙虚なのかそうじゃないのかびみょーだね)クス



17: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:35:35.07 ID:X8w+XZnDO



ぽふ


晶葉「?わぷ」

忍「へへ…うん。そうだね。…うん…へへへ」

晶葉「…うむ」

忍「…うん」ナデナデ

晶葉「…なぜ撫でる」

忍「わしわし」

晶葉「あぁっわっわしわしはよせっ」

忍「ふふっわしわしー」



18: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:36:02.91 ID:pHOMFOLso


忍「やー。アタシ、こっちに来てよかったなっ!」

晶葉「夢も叶ったしな」

忍「うんっまあねー。まだまだ続きのある夢だけどっ」

晶葉「そうだな」

晶葉「私もまだ道半ばだ。お互いサポートしつつ、先に進めるといいな」

忍「うん。いいかも。へへ」

晶葉「うむ。ふふ」

忍「ふふっ。まあアタシの方がおねーさんだからねっどんどん頼るんだぞ」

晶葉「あう…わ、分かったよ。分かったからなでくり回さないで……」

忍「…ありがとね。アタシ晶葉ちゃんに会えてよかった」

晶葉「……?な、なにか言ったかね」

忍「ううんっなにもっ」ワシワシー

晶葉「あぅぁー」



19: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:36:49.42 ID:X8w+XZnDO



・・・・


忍「えっと、じゃあ」

忍「電車は動かないみたいだし、帰ろっか。ふふ、お買い物はできなかったけど楽しかったし」

晶葉「うむ。有意義な時間が過ごせたよ」

忍「うんっ」

忍「そだ。近くだし、事務所に寄ってみよっか。なにかプロデューサーさんに差し入れするといいかも」

晶葉「む、」

晶葉「…べ、べつに必要ないだろう。助手は助手で忙しいだろうしな」

忍「?…それはそうだけど…」

忍「…」ジト

晶葉「…」サッ

忍「……ふむ」



20: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:38:15.81 ID:pHOMFOLso


忍「…なんとなくは気づいていたんですが」

晶葉「私の天才さのことかな!」

忍「はい勢いでごまかそうとしない」ペチ

晶葉「あう」

忍「晶葉ちゃん、プロデューサーさんと喧嘩したんでしょ」

晶葉「ぎく」

忍「たぶん慌てて飛び出して、だからコートとかそのまま事務所に置いて来たんじゃない?」

晶葉「ぎくぎく」

忍(分かりやすい…)



21: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:38:47.39 ID:X8w+XZnDO


晶葉「ち、違うんだ。私は、ただ助手と一緒に…」アウ…

忍「ふふ」ポフポフ

晶葉「??あう…し、忍?」

忍「だいじょーぶだいじょーぶ。たぶんほら、プロデューサーさん、怒ってもないし、むしろいまごろすごく落ち込んでるよ」

忍「自分の大切なアイドルが風邪を引いたらどうしようって。プロデューサーさん、いい人だから」

晶葉「……うん」

晶葉「…そう…だな。それはそうだ。すごく…いいやつだからな……」

忍「うん」

晶葉「ぐぅそうなると逆に今度は申し訳が……」アウアウ

忍(あわててる)カワイイ



22: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:39:20.33 ID:pHOMFOLso


忍「…あ」

忍(ケータイ、鞄の底にしまってた。……お、プロデューサーさんから電話来てる。…)

忍「…」

忍「…あ、ごめんなさい。鞄の中に入ってて気づかなくて。…うん大丈夫、一緒だよ…いまお仕事は?そっか」

忍「ん?…うん、偶然。うん、大丈夫だと思う。マフラーとか貸してたし。うん……そんなに心配するなら最初からケンカなんてしちゃだめでしょっ」ガー

晶葉「」ビクッ

忍「まったくもー」



23: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:40:04.97 ID:X8w+XZnDO


晶葉「??ど、どうした忍。私があうあうしている間になにかあったかな…」

忍「おっとごめん。はい」

晶葉「ん?」

忍「プロデューサーさん。謝りたいってさ。…ん?というか外に探しに出てるなら直接来てもらえばいいか…あのー駅まで来てーじゃー」ブツッ

晶葉「ちょ」

忍「よし。じゃーすぐ来るだろうし、待ってよっか」

晶葉「い、いいのか。え、えと仕事は…」

忍「急ぎの用はないから平気だって。ふふ、まあこっちの方が大事だろうし」ポンポン

晶葉「……」ポフポフ

晶葉「…そっか…」



30: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 05:48:36.88 ID:pHOMFOLso


晶葉「……まあ、うん」

晶葉「向こうから来るなら、仕方ないな。うん。待っていよう」

忍「うん」


忍「それで、晶葉ちゃんも、ちゃんと謝るんだよ?」

晶葉「…」

晶葉「…うん、…はい。謝る、ます」コクン

忍「うん。えらいえらい」ナデナデ

晶葉「ま、まだ謝っていないがな。……ふふ…」

忍「ふふ」ナデナデ




24: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:40:25.69 ID:pHOMFOLso


晶葉「……」

晶葉「しかし…、…ぁ、と…は、反省していないわけではないのだが」

忍「?うん」

晶葉「…うん」



25: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:40:56.06 ID:X8w+XZnDO


晶葉「結果として」

晶葉「忍と会えたのだからよかったと思うよ」

忍「……」

忍「…へへ。そっか。うん。アタシもよかった」

晶葉「うむ。偶然だがこれはハッピーだったな」

忍「だねー」



26: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:41:25.58 ID:pHOMFOLso



忍「今度はちゃんと予定を立てて一緒に遊びに行こっか!」

晶葉「いいな」




・・・・おしまい



27: ◆9A08jC1.oE 2013/12/18(水) 03:42:27.41 ID:X8w+XZnDO

おわりん

晶葉ちゃん可愛いおやすみ


29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 05:39:01.63 ID:jBTseUs9o

乙乙
忍かわかわ
晶葉かわかわ


32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/18(水) 13:47:39.99 ID:1VFisj8qo


素晴らしい晶葉ちゃんだった……!


33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/18(水) 15:41:41.47 ID:HFoWM5/B0

おつおつ
仲良しだなー二人とも可愛かった


引用元: 工藤忍「ハッピー」池袋晶葉「ハッピー」