1: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:16:34.69 ID:2vn/rUrP0

小鳥「お、おはようございます……」

P「おはようございます、音な……ん?」

P「え~と、君は?」

小鳥「……」

P(歳は17、8ぐらい?ずいぶん可愛い子だし、アイドル志望か?)

P(でも、髪型といい口元のホクロといい、音無さんにそっくりだよな)

P(カチューシャも同じだし……ていうか事務員服??)

小鳥「わ、私は」

P「音無さんの身内の方かな?妹さんがいるとは聞いてないけど」

小鳥「いえ、その……」

P「だいたい、なんで会社の制服を部外者に貸してるんだ、あの人は?」

P「自分がサボるための身代わりに?いや、いくら似てるからってさすがに……」

小鳥「ち、違います!」

P「ん?もしかして音無さんになにかあった?」

小鳥「なにかあったといえば、あったんですが……」

P「え?まさか事故とか病気とか!?」

小鳥「いえ、そうじゃなくて」

P「?」

小鳥「私が、その……音無小鳥本人です……」

P「は?」


2: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:18:16.09 ID:2vn/rUrP0

P「またまた、ご冗談を」

小鳥「いや、あの……信じられないのは私自身も同じなんですが」

小鳥「ほんとに本人なんです」

P「そういわれても……」

P「では万が一、あなたが音無さん本人だったとしましょう」

小鳥「万が一ではないですが、はい……」

P「つまり、急激に若返ったということですか?」

小鳥「そうです」

P「いやいや、ありえないですよね、そんなことは」

小鳥「私も半信半疑だったんですけど……」

小鳥「教えてもらったおまじないというか、儀式?を試したところ……」

P「儀式!?」

小鳥「朝起きたら……」

P「若返っていた、と?」

小鳥「はい……」



3: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:19:46.61 ID:2vn/rUrP0

P「でもねぇ、あの音無さんですよ?」

小鳥「はい?」

P「念願叶って若返ったわけですよね?」

P「だとしたら、もっとこうウザいぐらいのハイテンションで」

小鳥「はい。2X歳の私なら、有頂天で我が世の春を謳歌してると思います」

P「ん~……つまり、外見だけじゃなく、人格にも同じような変化が?」

小鳥「自分ではよくわかりませんが、たぶん……」

P「ちなみに、自分では今何歳ぐらいの認識?」

小鳥「推定18歳です……」

P「推定って……」

小鳥「なんとなく、としか言えません」

P「昨日までの記憶は?」

小鳥「あります」

P「んん~……」



4: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:23:43.32 ID:2vn/rUrP0

P「では、昨日の仕事中に読んでた薄い本のタイトルは?」

小鳥「な、なんでそれを!?ていうか、そんなこと言えません!」

P「自分で読んでたものでしょ」

P「タイトルまで知ってるなら、さすがに本人と認めざるを得ないし」

小鳥「わかりました……」

小鳥「あ、愛の木星・あまとう総受け調教編……」

P「うわぁ……」

小鳥「やっぱりこんなこと言えません!不潔です!」

P「いや、言い切ってるから」

P「確かにそんな感じのタイトルだったし、マジで音無さん本人?」

小鳥「だから、そう言ってるじゃないですか」



5: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:26:57.68 ID:2vn/rUrP0

P「あ、そうだ。確かここに……あったあった」

小鳥「なんですか?」

P「音無さんのアイドル時代のピンナップ」

小鳥「!?」

P「これがちょうど18歳ぐらいだったはず」

小鳥「な、なんでそんなもの持ってるんですか!?」

P「社長の秘蔵品を譲ってもらったんですよ」

小鳥「しかも水着!?」

P「ピンナップですからねぇ。ほー、ふーん、これはこれは」

小鳥「そんな舐めまわすように見ないでください!」

P「いやぁ、じっくり観察しないと比較できないじゃないですか」

小鳥「うぅ……///」

P「う~ん……なるほど。そっくりどころか明らかに同一人物ですね」

P「疑ってすいませんでした」

小鳥「確認できたのなら、早くそれしまってください……///」

P「まだありますよ。他のも見ますか?」

小鳥「きゃーーー!ダメですーーー!!」



6: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:30:04.88 ID:2vn/rUrP0

P「うお!?」

小鳥「え……」

P(音無さん(18)が俺を止めようとして、手を握り合うような状態に……)

P(こういうとき音無さん(2X)なら……)

小鳥「あ……ご、ごめんなさい!///」パッ

P(あれ?)

小鳥「私、そんなつもりじゃ……///」

P(なにこの初々しい反応?)

P「いつもの音無さんなら「もう、プロデューサーさんってば大胆なんだから♪」とか言いながら」

P「隙あらば恋人つなぎを仕掛けてきそうなものなのに……」

小鳥「え?」

P「ははは、それは言いすぎかな」



7: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:31:50.35 ID:2vn/rUrP0

小鳥「なんで……」

P「へ?」

小鳥「なんでそんな意地悪言うんですか?」グスッ

P「え、ええ?」

小鳥「私、そんなことしません……」グスッ

P(あれー?いつもと真逆の方向でめんどくさくなってますよ?)

P「やだな、冗談ですよ冗談!」

小鳥「冗談……?」

P「音無さんから手をつながれたりしたら、むしろこっちが我慢できないみたいな?」

小鳥「我慢できないほど嫌なんですか……?」グスッ

P「逆です逆!嫌どころか、そりゃ嬉しいですよ」

小鳥「え……」

P「あはは……」

小鳥「そんな……」

P「ん?」

小鳥「そんなこと言われても困ります……」

小鳥「えへへ……///」

P(可愛いけど、めんどくせー!)



8: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:34:15.85 ID:2vn/rUrP0

P「で、その……儀式?を教わったのは、どこの誰からですか?」

小鳥「貴音ちゃんです」

P「あー……なるほど」

P「貴音は今日オフだったな。今から呼び出します」

小鳥「はい」

 ── 電話中 ──

P「貴音か?悪いなオフの朝に」

貴音『いえ、どのようなご用件でしょうか?』

P「お前、音無さんに何を教えたんだ?」

貴音『小鳥嬢に?はて、なんのことでしょう?』

P「若返った状態で、今事務所にいるんだよ」

貴音『なんと?まさか本当に効果があるとは』

P「は?」



9: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:36:39.73 ID:2vn/rUrP0

貴音『我が一族に伝わる禁術中の禁術ですが、わたくしの知る限り誰ひとり成就した者は……』

P「そんなもの、なんで音無さんに教えるんだよ」

貴音『それは、とっぷしぃ』

P「ラーメンか?ラーメンなんだな?」

貴音『わ、わたくしは食べ物でそそのかされるような』

P「いいから、今すぐ事務所に来てくれ」

P「このまま放置するわけにもいかないからな」

貴音『今すぐですか?わたくし、本日は新たなるらぁめんとの出会いを求めて』

P「仕事が終わってから俺が奢る。好きな店でいい」

貴音『なんと……!?か、替え玉は?』

P「無制限だ」

貴音『ま、まことですか!?』

貴音『あ、いえ……あなた様の頼みとあれば断れません。今すぐ参ります』

P「お、おう、待ってるぞ」

 ピッ

P「世間知らずな上に食い物で釣られるとか、保護者としては不安な限りだな」



10: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:38:25.39 ID:2vn/rUrP0

小鳥「あの、貴音ちゃんは?」

P「すぐ来るそうです」

小鳥「そうですか、ありがとうございます」

P「そういえば、確認し忘れてましたが……」

小鳥「はい?」

P「元の年齢……というか姿に戻るってことでいいんですか?」

P「音無さんとしては、今の状況は念願だったわけですよね?」

小鳥「そうですね……私自身は、正直なんの感慨もないんですが」

P「ああ、人格も年相応になってるわけですからね」

小鳥「ただ……音無小鳥という人間が2X歳という事実は変わらないですから」

小鳥「この姿のままだと、これから色々と困ることもあると思うんです」

P「確かに、本人確認でいくら若く見えると言い張っても、限度がありますからね」

小鳥「ええ。でも……」

P「でも?」

小鳥「私が、その……なぜそこまでして若返りたいと思ったかが、ですね……」

P「女性の普遍的な願いとしてではなく?」

小鳥「それももちろんあるんですが……えと///」

P「?」

小鳥「年齢が引け目になっているというか……///」

P「引け目?」

小鳥「は、はい……///」チラッ

P(え、なにこの上目遣い?俺ちょっと流されそうなんですけど)

P(頑張れ自制心!)



11: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:40:46.50 ID:2vn/rUrP0

 ガチャッ

亜真美「「おっはよー!」」

P「おう、おはよう亜美、真美」

P「(この面倒なときに、よりによってこの二人か)ふぅ……」

亜美「おお?いきなりため息とは、ご挨拶ですなぁ」

真美「それは感じ悪いよ、兄ちゃん」

P「ああ、すまんすまん。ちょっと今ゴタゴタしててな」

真美「ふ~ん?」

亜美「あれ?ピヨちゃんいるじゃん。なに黙って……んん?」

小鳥「!」ビクッ

真美「どったの?……おお!?」

亜美「だ、誰このお姉ちゃん?ピヨちゃんにそっくりだけど」

P「ああ……ええと」

真美「ピヨちゃんの妹?それにしては歳が離れてるよね」

亜美「だよね。どっちかっていうと、亜美たちのほうが近いっしょ」

小鳥「あ、あの……」

亜美「ま、まさか」

亜真美「「ピヨちゃんの娘!?」」

小鳥「ピヨォ!?」

P「そっちのほうが無理があるだろ……」



12: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:42:20.93 ID:2vn/rUrP0

真美「じゃあ、このお姉ちゃんは何者なのさ!」

亜美「そーだそーだ!説明をヨーキューする!」

P「あ、ああ」

小鳥「……」

P「この人はあれだ……そう!音無さんの従姉妹だ、従姉妹」

小鳥「え?」

P「とりあえず話を合わせてください」ヒソヒソ

小鳥「わ、わかりました」ヒソヒソ

真美「なになに?内緒話?」

P「いやいや、大したことじゃないから気にするな」

亜美「ふ~ん。でも、従姉妹にしては似すぎじゃない?」

真美「うん。ピヨちゃんをそのままJKにした感じだよね」

P「こらこら、JKなんて言葉を使うんじゃない」

真美「は~い」

P「他人でも似てることがあるんだから、従姉妹ならそっくりでもおかしくないだろ」

亜美「そっかな~?」



13: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:44:28.26 ID:2vn/rUrP0

真美「ねーねー、お姉ちゃん名前は?」

小鳥「な、名前?」

亜美「んっふっふ~、亜美たちがぷりちーなニックネームを考えてあげるよ」

小鳥「あの……お、音無……」

亜美「下の名前だよ、下の名前!」

真美「ユア ファーストネーム、オーケー?」

小鳥「い、Yes。えと……」チラッ

P「(俺に振るの?)ええと、この人の名前な?」

小鳥「……」

P「音無……若鳥さん?」

亜真美「「え?」」

小鳥「ええ?」

P「あ、いや……ちが」

亜真美「「焼き鳥ちん!」」

小鳥「ピヨォ!?」



14: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:46:35.77 ID:2vn/rUrP0


P「ま、待て!今のはノーカンだノーカン」

亜真美「「えー」」

小鳥「焼き鳥はさすがにあんまりです……」

P「若鳥は間違いだった、うん!」

亜美「自分で言っておいて、なにいってんのさ」

真美「名前教えてくれないと焼き鳥ちんで決定だよ?」

小鳥「それだけはほんとにやめて」

P「ああ、今思い出した!いやーなんでわすれてたんだろー」

真美「棒読みだよ、兄ちゃん」

P「小鳥さん!、この人は音無小鳥さん」

小鳥「え?」

亜真美「「へ?」」

P「従姉妹だけど、音無さんと同じ名前なんだよ!ね?」

小鳥「え、ええ!音無小鳥です、音無小鳥」



15: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:48:52.17 ID:2vn/rUrP0

真美「えー?そんなことあるのー?」

P「いとこの世界には色々あるんだよ」

亜美「鳥さんなら、やっぱり焼き鳥ちんでいいかな」

小鳥「……」グスッ

P(ああもう、めんどくせー!)

P「音無さんがいないあいだ、代わりに事務に入ってもらうだけだから!」

P「同じ名前なんだし、ピヨちゃんでいいだろ?な?」

真美「代わり?ピヨちゃんどったの?」

P「あ、ああ……実家のほうの用事とか」

亜美「まさか……お見合いから結婚コンボ!?」

真美「おお!?」

小鳥「違います!」

亜美「うあ!?なんでこっちのピヨちゃんが怒鳴るのさ?」

小鳥「な、なんでもないわ……ごめんね」

亜美「うん、まあいいけど」

P「そういうわけだから、二人ともよろしく頼むぞ」

小鳥「よろしくね?亜美ちゃん、真美ちゃん」

亜美「うん!よろしく新しいピヨちゃん!」

真美「よろしくね、焼きピヨちゃん!」

小鳥「ピヨッ!?」

P「焼くな!」



16: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:51:02.55 ID:2vn/rUrP0

亜美「真美~!時間までゲームしてようぜー」

真美「おー!兄ちゃんも遊ぼうよー」

P「俺は仕事」

真美「仕事を言い訳にするのはダメな大人なんだよ?」

P「それは仕事中にゲームをする言い訳にはならん」

真美「ちぇ~、兄ちゃんのいけずー」

亜美「兄ちゃんなんかほっといて、新しいピヨちゃんと遊ぼうぜー」

真美「ピヨちゃんゲームやろ、ゲーム!」

小鳥「わ、私はゲームなんてできないから……」

亜美「えー?旧型ピヨちゃんは、亜美たちより詳しいぐらいだったよ」

小鳥「旧型って……」

P(この当時の音無さんはそうだったのか?ほんとに今とは別人だな)

真美「いいからいいから。真美たちが優しく教えてあげるからね!ぐへへ……」ニタァ

亜美「手とり足とり。ふひひ……」ニタァ

小鳥「ピイィ!?」

P「こらこら。この音無さんは、そういう冗談に慣れてないんだから」

亜美「あはは、大人ピヨちゃんとは全然違うね」

真美「ごめんね?今度はもちっと気をつけるよ」

小鳥「うん……」

亜美「じゃあ、あとで遊ぼうね、ピヨちゃん」

真美「約束だかんね」

小鳥「ええ、約束ね」



17: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:53:40.79 ID:2vn/rUrP0

小鳥「あ、あの……なんだか色々と頼ってしまって……」

P「いやいや。ここの手のかかる子供たちと比べたら、なんてことも」

小鳥「そんなこと言っちゃダメです、ふふ」

P「あ、みんなには内緒で」

小鳥「ふふ、はい」

P「とりあえず、事実のまま話しても信じてもらえないでしょうから」

P「貴音以外のみんなには今の設定で通しましょう」

小鳥「そうですね」

P「ただ、社長にはどうしたものか……」

小鳥「雇用の問題ですか?」

P「ええ、俺の判断で事務員の穴埋めをしてもらいました、ってわけにはさすがに」

小鳥「そうですね……」

P「社長は一日いないはずだから、今日中に事が済めば……」

小鳥「でも、あとから話が伝わったら」

P「ん~……貴音を交えて、正直に話すしかないでしょうかねぇ」

小鳥「信じてもらえるでしょうか?」

P「適当な嘘でごまかすほうが難しいですよ、あの人は」

小鳥「たしかに」



18: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:57:15.70 ID:2vn/rUrP0

P「ところで、業務の方は大丈夫ですか?」

小鳥「ええ、覚えてますから」

P「そうは言っても勝手の違うこともあるでしょうから」

P「困ったことがあったらなんでも頼ってください」

小鳥「は、はい///」

P「なんとか今日中に解決すればいいんですけどね」

小鳥「……」

P「どうしました?」

小鳥「いえ、あの……」

小鳥「ひとつ、いいですか?」

P「はい?」



19: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/06(木) 23:58:43.84 ID:2vn/rUrP0

小鳥「あの、名前で……呼んでもらえませんか?」

P「え?小鳥さん……ってことですか?」

小鳥「今の私の感覚だと、プロデューサーさんは年上なんです」

P「18歳から見たらそうでしょうね」

小鳥「なので……さん付けも無しで」

P「ええ?呼び捨てってことですか?」

小鳥「丁寧語もやめてください」

P「それはちょっと……」

小鳥「アイドルのみんなには、そうしてるじゃないですか」ジト

P「う……あいつらは年少者なのはもちろん、立場上部下みたいなものだし」

小鳥「私も今は年下ですよ?」

P「そうは言っても、俺にとって音無さんが年上で、職場の先輩なことに変わりは……」

P「それに、ほら!あずささんも俺より年下だけどさん付けでしょ?」

小鳥「……」

P「ね?」



20: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:01:09.90 ID:6DMWINiE0

小鳥「私なんて、見た目がどうでも年増扱いってことですか?」

P「ちょっ、それは」

P(あずささん、いないよな?)キョロキョロ

小鳥「……」ムッ

小鳥「……若鳥」ボソッ

P「え?」

小鳥「……焼き鳥」ボソッ

P「うぇ!?」

小鳥「私、傷つきました……」

P「そ、それとこれとは」

小鳥「一生恨みます……」

P「!?」ゾクッ

小鳥「責任とっ」

P「わ、わかりました!いや、わかった!」

P「わかったよ、俺の負けだ小鳥。これでいいんだろ?」

小鳥「ふふ、はい♪」

P「まあ、他人から見たら、このほうが自然だろうし」

P(うん、正しい判断だ、俺)

小鳥「えへへ、プロデューサーさん♪」

P「ん?なんだ小鳥?」

小鳥「///」

P「な、なに?」

小鳥「呼んでみただけです♪///」

P(マジめんどくさ可愛い。どうすんのこれ?)



22: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:04:22.25 ID:6DMWINiE0

── 亜美・真美out ──

── 春香・雪歩・真in ──



春香「でも、ほんと小鳥さんにそっくりですね」

小鳥「え?ええ」

春香「あ、小鳥さんも小鳥さんか!」

春香「……あれ?音無さんが小鳥さんで小鳥さんだから、裏庭には二羽?」

春香「庭には二羽?」

小鳥「鶏じゃないんだけど……」

雪歩「は、春香ちゃん。お茶でも飲んで落ち着いて」

春香「あ、ありがと、雪歩」

雪歩「はい、プロデューサーと小鳥さんもどうぞ」

P「お、ありがとう雪歩」

小鳥「ありがとう雪歩ちゃん。いただきます」

雪歩「はい、真ちゃんも」

真「うん、ありがとう雪歩」

春香「はぁ、雪歩のお茶は落ち着く……」

小鳥「ほんと……」

雪歩「そ、そうかな?」

P「雪歩の人柄のおかげだな」

雪歩「そ、そんな……///」

雪歩「私なんて、こんなことしかできないですし……」



24: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:06:17.03 ID:6DMWINiE0

P(雪歩か。マイナス思考に陥りやすいところは似てるけど……)

P(なにか違うんだよな)


P「あ、そうだ雪歩」

雪歩「はい」

P「今日のロケな、動物との触れ合いコーナーがあって……たぶん犬もいる」

雪歩「い、いいい犬ですかぁ!?」

P「そうだ。さすがにいぬ美ほどの大型犬じゃないとは思うが」

雪歩「今日は、響ちゃんは……?」

P「別の収録だな。もちろんきちんと訓練された犬だから、安全面の問題はない」

P「どうする?無理そうなら雪歩は外してもらうが」

雪歩「あ、あの……私……」

春香「大丈夫だよ、雪歩!私たちだっているんだから!」

雪歩「春香ちゃん……」

P「……」

雪歩「私……やります!やらせてください!」

P「本当に大丈夫か?」

雪歩「はい!ここで逃げ出したら、いつまで経ってもダメダメなままですから!」

P「よし、いい返事だ。でも無理はするなよ」

雪歩「は、はい!」



26: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:07:54.33 ID:6DMWINiE0

P(そうか、なんとなくわかった)

P(雪歩には、アイドルになった理由がある)

P(自分を変えたいという軸がブレないから、土壇場で踏みとどまれるんだ)


春香「頑張ろうね!」

雪歩「うん!」

小鳥「……」


P(音無さんには、たぶんそれがなかった)

P(アイドルになったのすら、自分の意志じゃないのかもしれない)


真「いざとなったらボクが守ってあげるよ、雪歩」

雪歩「ま、真ちゃん……///」


P(不思議だったんだ。以前社長から借りた、音無さんのアイドル時代の音源……)

P(ここの誰と比べても遜色ない……いや、頭ひとつ抜き出た歌唱力)

P(加えてこのビジュアル……アイドルとして大成しなかったなんて考えられない)

P(でも……)


真「ちょっ、雪歩!?そういうのじゃないからね?」

雪歩「真ちゃんが守ってくれるって……うふ、うふふ……」

春香「聞こえてないね……」

真「雪歩ぉ……」



27: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:10:20.23 ID:6DMWINiE0

P(仮に俺が『この子』のプロデューサーだったとしても、おそらくアイドルは続けさせない)

P(ここのみんなにあるアイドルとしての軸が……『この子』にはないんだ)

P(だから、たぶん人としても脆い)


小鳥「そ、そんなこと……」

真「ん?」


P(本質的に音無さんは変わってない……今でも弱い人なんだろうな)

P(だから守ってあげたいと……いや、それは言い訳だな)

P(ははは……こんなときに自分の気持ちに気づかされるなんて)

P(……こんなときだからか)


小鳥「女の子同士でなんて、そんなこといけません!」

真「え?」

雪歩「え?」

春香「え?」

P「え?」

小鳥「え?」



28: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:14:12.42 ID:6DMWINiE0

真「あ、あはは……つい、いつもの小鳥さんのつもりで」

小鳥「いつもの……」

小鳥「……」プルプル

春香「こ、小鳥さん?」

小鳥「こんなものが……」

 ドサッ!

P「それは、音無さん秘蔵の薄い……」

小鳥「こんなものがあるから!」

P「お、おい小鳥!?(給湯室に?)」

小鳥「……」

 カチッ…カチカチカチ……シュボッ

P「な、なにを!?」

小鳥「焚書します!」

P「本なんかコンロで燃やしたら火事になるから!」

小鳥「止めないでください!」

P「みんな止めろ!」

春雪真「「「は、はい!」」」



29: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:16:57.15 ID:6DMWINiE0

─────

───



小鳥「お騒がせしました……」

P「いや、ははは……」

P「秘蔵本を焚書なんかされてたら、音無さんが元に戻ったときになにをしでかすか……」

小鳥「しでかっすって……」

P「ん?ああ、そうだったな」

P「なんだかもう別の人格みたいだけど、本人には違いないんだよな。ごめん」

小鳥「いえ……」

小鳥「元に……ですか」

P「?」

小鳥「あの……プロデューサーさんは、やっぱり元に戻って欲しいですか?」

P「……」

小鳥「……」

P「うん、戻って欲しいよ」

小鳥「……わかりました」

P「え?」



30: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:19:54.81 ID:6DMWINiE0

春香「プロデューサーさん!そろそろ出ないと遅れますよ!」

P「おう!先に車で待っててくれ」

春香「はーい!それじゃ小鳥さん、いってきまーす!」

雪真「「いってきまーす!」」

小鳥「いってらっしゃい!」

P「そろそろ貴音が来ると思うけど、留守を任せても」

小鳥「平気です。いつものことじゃないですか」

P「え?ああ、そうだな」

P「みんなを送ったら、またすぐに戻ってくるよ」

小鳥「はい、待ってます」

P「……」

P「小鳥……」

小鳥「はい?」

P「音無さんのこと、色々とわかった気がする。ありがとな」

小鳥「ふふ、なんですそれ?お別れみたい」

P「いや、そんなつもりじゃ……」

小鳥「早く行かないと、みんな待ってますよ?」

P「ああ……それじゃ、いってきます」

小鳥「はい……気をつけて」

 ガチャ…バタン

小鳥「さようなら……」



31: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:24:29.91 ID:6DMWINiE0

 ガチャ

貴音「よろしいのですか?」

小鳥「貴音ちゃん……」

小鳥「ええ、せっかく若返っても、プロデューサーさんに振り向いてもらえなかったら意味ないもの」

貴音「そうですか……」

小鳥「それに、もう……」

貴音「ええ、だいぶ元に戻りかかってますね」

小鳥「うん。自分でもなんとなくわかる」

貴音「禁術などといっても、所詮はまやかし……」

貴音「現し世の理に背くことなどできないのです」

小鳥「そうね。少しの間だったけど、素敵な夢を見れたわ」

小鳥「ありがとう、貴音ちゃん」

貴音「いえ、わたくしはなにも」



33: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:26:41.97 ID:6DMWINiE0

小鳥「それにね……こんなズルしなくても、あの人を振り向かせればいいだけでしょ?」

貴音「ふふ、らいばるの多い険しい道ですよ?」

小鳥「あら、どういう意味かしら」

貴音「はて」

小鳥「うふふ……」

小鳥「……」

貴音「……」

小鳥「……っ……う、ぅ……」ポロポロ

貴音「小鳥嬢……」

 ギュッ

小鳥「ひぐっ……うぁ……」ポロポロ

貴音「大丈夫、なにも心配はいりません」

貴音「あなたが消えてなくなるわけではないのですから」

小鳥「ん、わかってる……私は私だもの」

貴音「そのとおりです」

小鳥「ありがとう、貴音ちゃん……」

小鳥「ありがとう……」



小鳥「18歳の私……」



34: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:29:11.96 ID:6DMWINiE0

─────

───



P「ただいま戻りましたー」

小鳥「おかえりなさい、プロデューサーさん」

P「あれ?音無さん……?」

P「元に戻ったんですか!」

小鳥「はい!音無小鳥2X歳、恥ずかしながら還ってまいりました!」

P「はは、おかえりなさい」

小鳥「ただいまです!」



35: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:31:07.40 ID:6DMWINiE0

P「やっぱり音無さんが事務所にいると……安心しますね」

小鳥「あら?帰ってきて早々、思わせぶりですね?」

P「いや、そんなつもりじゃ……」

小鳥「ところで!」

P「はい?」

小鳥「小鳥って呼んでくれないんですか?」

P「えぇ!?いや、あれは……」

小鳥「若くなきゃダメですか?」

P「そういう意味じゃ……」



36: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:32:28.46 ID:6DMWINiE0

小鳥「せっかく若返ったのに、私またアラサーに逆戻りです……」

P「そういうキャラを引きずるのはやめましょうよ……」

小鳥「プロデューサーさんのせいです……」

P「なぜ!?」

小鳥「責任とっ」

P「ああもう、わかった!わかりましたよ!」

小鳥「?」

P「その、なんですか……大台?に乗るまでにいい人がみつからなかったら……」

P「俺が責任取りますよ!」

小鳥「え……」

小鳥「ピヨっ!?///」



37: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:34:43.99 ID:6DMWINiE0

小鳥「そ、そそそ、そそれって……」

P「そういう意味ですよ」

小鳥「あぅ……///」

小鳥「で、でも、もうカウントダウン入ってますよ?」

P「だったら……そう遠くないうちかもしれませんね」

小鳥「///」

小鳥「も、もう……素直じゃないですね」

P「なんですか?」

小鳥「いーえ、なんでも!」

小鳥「待ってるのは癪だから、その前に振り向かせてみせます!」

P「そうですか、頑張ってくださいね」

小鳥「言われなくても!」



38: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:38:34.47 ID:6DMWINiE0

貴音「あなた様!」

P「うお!?いたのか貴音?」

貴音「いましたとも!」

貴音「約束をお忘れではありませんよね?」

P「ん?ああ、わかってるよ」

P「今日は貴音のペースにつきあってやる」

貴音「ふふ、それでこそあなた様です」

小鳥「あら~?責任取るとか言ったそばから、他の娘とデートですかぁ?」

P「いや、デートというか……」

貴音「そのとおり、でぇとです!」

小鳥「ほほう?」

P「お、おい、貴音」

貴音「わたくしも……もちろんわたくしだけではありませんよ?」

貴音「誰ひとりとて、まだ負けを認めてはいませんから」

小鳥「ふふん、おもしろい!」

小鳥「相手が誰でも受けて立ちますよ!」

P「ええ!?」



小鳥「プロデューサーさんは誰にも渡しませんからね!」



おわり



39: ◆PQxO3wwU7c 2013/06/07(金) 00:41:00.64 ID:6DMWINiE0

やっぱり、ピヨちゃんマジ正妻ってことで
でも、そろそろ他のキャラメインも書いてみたいかなーって

読んでくれたみんな、ありがとう
よかったら『小鳥「私が正妻という風潮」』とかもよろしく



42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/07(金) 01:33:41.86 ID:2L9nZhpGo


あなただったか!
今後もピヨちゃんssを
頑張って書いて欲しい


44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/07(金) 09:07:49.10 ID:4iih2ZQno


小鳥さんも若小鳥もすべてひっくるめて俺が貰(以下自粛


46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/07(金) 23:19:13.85 ID:mrMMQJf0o

>>44
             .'´7'´`´ヽ、
             ! 〈(从从リ|
             ヽ¶_゚.ω゚ノ、i  お断りピヨ
             /    \
           ((⊂  )   ノ\つ))
              (_⌒ヽ
               ヽ ヘ }
          ε≡Ξ ノノ `J


47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/07(金) 23:42:37.76 ID:MdVp/oZbo



ピヨちゃん最高!


49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 13:31:27.66 ID:WRa9JgTSo

なんだ、やっぱり小鳥さんは最高だったんじゃないか


引用元: 小鳥「音無小鳥、推定18歳です……」