1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:28:55.39 ID:V2qcJD500

法子「……」モグモグ

ガチャリコ

かな子「おはようございまーす。あ、法子ちゃん一人?」

法子「あ、かな子ちゃんおはよー。そうだよー。プロデューサーは別の仕事」モグモグ

かな子「……どうしたの?何か浮かない顔してるけど」モグモグ

法子「うん、それがね……、最近プロデューサーが変なんだよ」モグモグ

かな子「変?」

法子「うん。なんか事あるごとに花束を押し付けてくるようになってさ……」モグモグ

かな子「……それは変だね」

椎名法子(13)
no title


三村かな子(17)
no title



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:33:37.19 ID:V2qcJD500

法子「(あっドーナツがなくなった買ってこないと)」

法子「何かね?バレンタインのイベント決まったんだよ。それはまずいいとして、
その準備の時にやたら花束押し付けてくるの」

かな子「……何で?」

法子「……わかんない。この前もね」


――――――――

法子「うーん……」

P「どうした法子」

法子「やっぱりバレンタインイベントなんだからちゃんとチョコ作ったほうがいいよね。
でもやっぱりドーナツの方が上手に作れる気がするんだよねー……」

P「……法子」

法子「ねぇ、プロデューサーはどう……」

バサッ

P「……」ニコニコ

法子「えっ、なにこれ」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:35:28.64 ID:V2qcJD500

P「バラの花束だ」

法子「それは見たらわかるんだけど」

P「……」ニコニコ


パーフェクトコミュニケーション!!


法子「……?」

P「……さぁ法子、今日も頑張ろう!」

法子「う、うん」

――――――――――――――――

かな子「……」

法子「……」

かな子「……もうそれプロデューサーさん一種の病気か何かなんじゃ」

法子「ええ!?それはまずくない!?」

かな子「いやだって話しかけてるのに何の脈絡もなく花束って」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:37:59.08 ID:7wQ8/J/H0

お茶とおせちよりましだな
ニューウェーブはなんだっけ 贈り物?


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:40:36.62 ID:V2qcJD500

ガチャリコ

千枝「おはようございます」

法子「千枝ちゃんおはよー」

かな子「千枝ちゃんおはよう」

千枝「おはようございます。プロデューサーさんはまだでしたっけ」

法子「もうちょっと別の仕事あるってさ」

千枝「そうですか。じゃあ台本の読みなお……どうしたんですかお二人とも」

かな子「あ……いや、実は最近プロデューサーさんがおかしくなったらしくて」

千枝「プロデューサーさんがおかしく!?」

法子「……うん、最近、やたら花束を押し付けてくるんだよ」

千枝「花束……ですか?」


佐々木千枝
no title



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:45:24.48 ID:V2qcJD500

法子「うん……あたし話しかけたり、困ったりすると……とりあえず花束おしつけてくるんだよ」

千枝「……む!」ピキーン

かな子「千枝ちゃんどうかしたの!?」

千枝「いえ……その状況、身に覚えがあります」

かな子「あるの!?」

千枝「はい……京都でのイベントの時だったんですけど」


――――――――――――――――


千枝「……うわー!き、緊張してきました」

P「大丈夫、千枝ならきっと成功するさ」

千枝「でも……こんなに大がかりなドラマ……千枝初めてで、ほんとに大丈夫なんでしょうか……?」チラッ

P「……」ニコニコ

スッ

千枝「えっ」

P「……さぁ、どうぞ」ニコニコ


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:47:40.46 ID:V2qcJD500

千枝「……(なんでプロデューサーさん和菓子持ってるんだろう)」

千枝「……い、いただきます」モグモグ

パーフェクトコミュニケーション!!

P「……」ニコニコ

千枝「……あの、それで、千枝本当に」

P「……」ニコニコ

スッ

千枝「……えっ」

千枝「(……お、お茶?)」

P「……さぁ、どうぞ」ニコニコ

千枝「は、はい……」ズズズ


――――――――――――――――


千枝「ということがありまして」

法子「プロデューサーどうしちゃったんだろうね」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:48:04.17 ID:OKNeUk8O0

かさばるわ量多いわ腐るわのおせちが最悪
もうちょっとお年玉とか何か無かったのか


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:49:35.31 ID:V2qcJD500

かな子「……そういえば、私も大分前のお仕事で……」

法子「えっかな子ちゃんも被害者?」


――――――――――――――――


かな子「ほ、本当に私がゲストなんですか?」

P「ああ、かな子なら大丈夫だ、安心しろ」

かな子「(き、緊張してきちゃった……)」

かな子「ぷ、プロデューサーさん」

P「……」スッ

かな子「えっ」

P「どうぞ」

かな子「(なんだろうこの箱……)」

P「さぁ」

かな子「あ、はい……」


パーフェクトコミュニケーション!!!


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:52:59.13 ID:V2qcJD500

――――――――――――――――

かな子「……ってことが」

法子「……箱?」

千枝「……中身はなんだったんですか?」

かな子「いや、結局開かなかったから確認してないの」

法子「開かなかったの!?」

千枝「!?」

かな子「……やっぱり変だったのかな、あれ」

法子「もうそれ変通り越して何かの罰ゲームかと思えてくるよ」

千枝「で、でもきっとプロデューサーさんも疲れてて……」

法子「……疲れてて」

かな子「……疲れてて100個も200個も用意できるのかな」

千枝「にひゃっこ!?」

法子「あ、あたしもそれくらいもらった」

千枝「……あ、千枝もそういえば、お茶とお菓子を合わせればそれくらいかもしれません。
でもなんで」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:56:22.18 ID:tRoWSXxnO

ちひろが悪い


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:57:48.32 ID:V2qcJD500

ガチャリッコ

菜々「安部菜々!お仕事先星よりただいま帰還しましたーっ!ピロリン♪」

かな子「あ、菜々ちゃんおかえり」

法子「おかえりー」

千枝「おかえりなさいです」

菜々「(かな子ちゃんは17だけどちゃんと菜々ちゃんって呼んでくれる)」

菜々「うんただいまー!
……どうしたの三人とも複雑な表情して」

千枝「……プロデューサーさんが、おかしいんです」

菜々「……おかしい?」

法子「うん。会話が成り立たない時があるの」

菜々「会話が成り立たない……?」

かな子「話しかけても、何かをくれるだけで返事がなかったり……」

千枝「無意味にお茶をくれたり……」

法子「やけにニコニコしてたり……かな」

菜々「……その状況、ウサミンメモリーにも入ってるよ」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 19:58:24.54 ID:V2qcJD500

安部菜々( 永遠の17歳 )
no title



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:01:13.92 ID:V2qcJD500

千枝「ええっ」

かな子「という事は菜々ちゃんも!?」

菜々「うん……あれはこの前の……お正月の時だったかな」

――――――――――――――――

菜々「……わー!屋台がいっぱい!菜々屋台なんてひさしぶっ
ゲッホゴッホ!!!グハァッ!! 菜々屋台なんて初めてですー!」

P「はっはっは。そうかそうか。今日は存分に見て行っていいぞ!」

菜々「わーい!(あっやべぇこの格好ハラ冷えるな)」

P「菜々は好きな屋台とかあるのか?」

菜々「そうですねー。私りんごあめとか……はっ何言ってんだろう!あはは!
始めて何でなんとなくあのりんごあめの屋台がきにな……」

P「……」ニコニコ

菜々「……どうしたんですか?おせちなんて持って」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:04:00.05 ID:V2qcJD500

P「……」ニコニコ

スッ

菜々「え?いや今は‥…モゴゴッ!?」

パーフェクトコミュニケーション!!!

菜々「ぷ、プロデューサーさん!?いきなり何をモゴゴッ」

パーフェクトコミュニケーション!!!

菜々「……!?……!?」

P「まだまだあるぞ!!」ウキウキ

菜々「な、何なんですかー!?」

――――――――――――――――

菜々「……っていう」

法子「もうそれ完全に罰ゲームじゃん」

かな子「て、テレビの企画か何かなのかな……」

菜々「……うーん、あの後ふつうに収録したし、仮にドッキリでもバラされてないしいまだに放映してないしだから、
違うんじゃないかなぁ……」

千枝「……で、でもそれだと、本当にプロデューサーさんがおかしいって事に」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:07:08.42 ID:V2qcJD500

菜々「いやでもプロデューサーさんは……普段はすごくまじめでいい人だし」

かな子「お菓子くれますし」

法子「ドーナツくれるよね!」

千枝「……あれ?それだとこれで普通なんじゃ」

菜々「いやそのりくつはおかしい」

かな子「?」

菜々「(はっ、このネタは通じない!)」

菜々「……な、何かプロデューサーさんにも事情があったんじゃないかなって」

千枝「ですよね……」

法子「……しかし、バラの花束を渡さなきゃいけない事情かぁ」

かな子「……何かおめでたいことでもあったのかな?」

菜々「でも何も言わずにいきなり押し付けるのは流石に……」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:08:20.26 ID:b5UEKcvE0

えっ
ドラえもんネタって今の子通じないの……?


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:12:51.21 ID:V2qcJD500

ガチャリコ

周子「おはようざいまーっす」

かな子「あ、おはようございます」

千枝「おはようございます」

法子「おはよー!」

菜々「おはよ……うございます?」

周子「おはよ。珍しいメンツじゃん」

千枝「そういえばそうかもしれません」

菜々「周子ちゃんとはお正月の時に一緒にお仕事しましたけどね」

周子「あーそうだったね」

かな子「……ということは!」

周子「?」


塩見周子(18)
no title



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:15:22.57 ID:V2qcJD500

かな子「もしかして周子さんも被害にあってるんですか?」

周子「……被害?」

菜々「んー、たとえばおせちを食べさせられたり」

千枝「お茶を飲まされたり」

かな子「プロデューサーがやけにニコニコしてたり……」

周子「うん。あった。間違いなくあった。ていうか良く知ってるね」

四人「「「「……やっぱり」」」」

周子「え?何かあったの?それ関連の事件?」

法子「関連というか、そのままかな」

かな子「実は法子ちゃんが、最近やたらと花束を押し付けられてるらしくて」

周子「……わぁお」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:16:56.29 ID:pP+W0Zdr0

× Pの頭がおかしい
○ 廃課金兵の頭がおかしい


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:19:01.55 ID:V2qcJD500

菜々「そういえば菜々の時もあったなーって話になって」

千枝「千枝も似たようなことが……」

周子「うん……なんか二回くらいあったよそういうこと」

かな子「二回?」

周子「京都のお仕事中のPさんに会った時と、この前のお正月」

菜々「……お正月!」

周子「あたしの場合は……」


――――――――――――――――


周子「おー、Pさんじゃん。こんなところで何してんの」

P「あれ、周子の実家ってこの辺だったのか」

周子「寄ってく?」

P「いや、今日は忙しいからな。それよりほら」スッ

周子「……お茶?」

P「ああ、おいしいぞ」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:22:07.50 ID:V2qcJD500

周子「うん……ありが」

智絵里「……」グッタリ

周子「智絵里!?大丈夫!?」

P「本当だ!?どうしたんだ!?智絵里!!」

智絵里「……もうお腹いっぱいです」グッタリ

P「くっそ……俺がついていながら……ほら智絵里!!高級茶菓子だ!!」

智絵里「あの……プロデューサーさん……もう……」

グイグイ

パーフェクトコミュニケーション!!

P「しっかりしろ!大丈夫か智絵里!!」

智絵里「大丈夫なので……もうお茶菓子は」

P「智絵里ー!!」

グイグイ

パーフェクトコミュニケーション!!!


周子「……何これ」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:25:12.99 ID:V2qcJD500

――――――――――――――――

周子「ってことが、まず京都の時にあって」

かな子「智絵里ちゃんがあぶない!!」ガタッ

周子「もう手遅れだよ?」

法子「ええええええええ!?」

千枝「い、いえ……智絵里さんは、今は元気ですけど」

菜々「よ、よかった……(あっキャラ忘れてる)
よかったピロリン♪」

周子「菜々ちゃん無理しなくていいよ」

菜々「うっ」

千枝「で、でも……あの優しいプロデューサーさんが、そんな事をするなんて」

菜々「確かに……この前だってかれんちゃんがくしゃみしただけで超あわててましたし」

法子「うん、基本的にはすごくいい人なんだけど……」

千枝「……あ、もしかして」

かな子「ん?」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:25:50.35 ID:ZNXmO7v20

気にもとめなかったけど、花束ってかなりマシだったんだな
アイドルたちにとっては


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:26:00.12 ID:+3NFbLVoO

何の疑問も持たずあげてたがよく考えるとおかしい


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:27:05.01 ID:5JJJGczR0

俺智絵里に貰ったアイテム一つも使わずに残してるわ


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:27:11.65 ID:V2qcJD500

千枝「……禁断症状とかじゃないでしょうか」

菜々「ヤク中!?」

周子「それは流石に……」

千枝「で、でも千枝知ってるんです……プロデューサーさんが……いっつも何か飲んでること」

かな子「あっ」

周子「……確かに」

法子「……スタミナドリンク、だっけ」

千枝「……はい、私のお仕事の時も、それを凄く飲んでて……」

法子「……確かに、私とお仕事するときもずっと飲んでる」

周子「……うん、いっつも100本くらいは飲んでるよね」

かな子「……ぷ、プロデューサーさんが心配になってきました」


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:30:05.56 ID:aYUSK8wu0

おいやめろスタドリについて深くさぐるのはやめ


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:30:21.04 ID:V2qcJD500

千枝「この前の、プロダクションマッチフェスティバルの時も」

――――――――――――――――

P「いけええええええ!!負けるな千枝ええええええ!!」

千枝「はい!千枝がんばります!!」

P「うおおおおおおおお!!」ゴクゴク!!ゴクゴク!!

千枝「……(プロデューサーさん何してるんだろう)」

千枝「(なんか缶ジュースみたいなのを浴びるように飲んでる……)」

P「がんばうおおおおおおおお!!がんばれちゴボッ!!」

千枝「プロデューサーさん!?」ダッ

P「いいからお前は次の出番に集中だ!!コンボ切らすわけにはいかないだろ!!」ゴクゴク

千枝「は、はいっ」ビクッ

P「さぁ行って来いゴクゴクお前ならゴクゴク大丈夫だゴクゴク

千枝「は、はい……(今日のプロデューサーさん怖いなぁ)」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:34:14.83 ID:V2qcJD500

――――――――――――――――

千枝「ということがあって」

法子「うわぁ」

周子「うわぁ」

かな子「えぇ……」

菜々「……(流石の私でもこれは引くわ)」

千枝「大丈夫なんでしょうか、千枝、心配になってきました」

周子「大丈夫じゃないんじゃないかな……」

法子「あのドリンク……どこに持ってるんだろね」

かな子「そういえば……お仕事の時どこからともなく出てくるよね」

千枝「魔法のドリンク……?」

菜々「おいやめろ」

千枝「あ、すみません」ビク

菜々「あっ違うのそういうつもりじゃなくてね(ついやってしまった)」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:38:41.05 ID:V2qcJD500

法子「……そういえばさ」

かな子「ん?」

法子「プロデューサーがあのドリンクがぶ飲みした後って、結構新しい人が参加してるような気がするんだけど」

千枝「あー、確かに、この前のフェスティバルの後は仁奈ちゃんが所属しましたよね」

菜々「そんな事もあったような……」

周子「ということは……プロデューサーの奇行は、アイドル所属と何か関係があるってこと?」

かな子「かもしれません」

法子「というかそれなら説明がつくような気も」

菜々「プロデューサーさんはアイドルをプロデュースするために作られた生命体みたいな感じですからね」

千枝「そうなんですか」

菜々「ひ、比喩!たとえだから!」

法子「一瞬信じちゃった」

周子「怖い事いうね……」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:42:20.60 ID:V2qcJD500

菜々「……という事は、もし過程が正しければ、プロデューサーさんは
あの奇行を行うことを条件にアイドルをスカウトしてるんですか?」

周子「いや、それはドン引きだと思う」

かな子「流石に気持ち悪いかなって……」

法子「ていうか『俺がドリンク1000本飲むからアイドルになってくれ』って頭おかしいと思うよ」

千枝「じゃ、じゃあなんでなんでしょうね……?」

五人「「「「「……うーむ」」」」」

ガチャリコ

P「おう、何だお前ら雁首そろえて。
デモでもおこす気か……?」

法子「(一瞬楓さんがいた!!)」

千枝「ぷぷぷプロデューサーさん!!」

かな子「おっおかえりなさい……」

菜々「……ピロリン♪」

周子「皆動揺隠せなさすぎ」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:44:53.26 ID:V2qcJD500

P「……何だ?俺の顔に何かついてるか?」

千枝「い、いえ……」

菜々「……め、目と鼻と口がついてますよね」

P「それはちょっと古くないか」

菜々「ええ!?」

周子「ねぇPさん」

P「なんだ?」

周子「何でバラ渡してるの?」

かな子「(普通に聞いた!!)」

P「ああ、アイプロだからな」

法子「……は?」

周子「……へ?」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:47:40.04 ID:V2qcJD500

P「この後藍子をプラチナオーディションに連れて行かないといけないからな……事務処理をするために来たんだ」

菜々「プラチナオーディションですか」

かな子「ああ、私も受けたことあります」

周子「あれどうなってるんだろうね。受けてもほとんど落ちちゃう」

P「まぁその代わり一回の料金が安いからな。今回は15万くらいで済むだろ」

千枝「えっ」

菜々「えっ」

かな子「あの、それってどういう……」

P「なんだ知らないのか。プラチナオーディション代はオレのポケットマネーだ」

かな子「!?」

法子「何で!?会社じゃないの!?」

P「え?そりゃプロデューサーだし」

周子「(ますますPさんがわからない……)」


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:49:37.64 ID:V2qcJD500

P「よし、15万分のモバコインあるな。これで足りればいいけど……」

スタスタ

ガチャバタン

周子「……余計わけわかんなくなったね」

菜々「……何でですかね」

法子「……頭痛いよ」

千枝「……プロデューサーさん、お金大丈夫なんでしょうか」

かな子「確かに……あのドリンクも実費ですよね」

法子「一本100円とかでも、1000も2000も飲めば凄いお金になっちゃうよね」

周子「水と同じように飲んでいいもんなのかな……?」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:51:18.32 ID:b5UEKcvE0

俺は無課金なんだけどこれが普通なの?


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:51:52.81 ID:5JJJGczR0

普通なわけないだろ…


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:52:29.39 ID:V2qcJD500

法子「ちょっと状況わけわかんなくなってきた。まとめていい?」

かな子「うん」

法子「まず、プロデューサーさんはドリンクを浴びるように飲む」

千枝「はい」

法子「そのドリンクと、プラチナオーディション代はとりあえず実費」

周子「うん」

法子「あと、たまにアイドルの話を聞かず何かを渡したり食べさせたりする癖がある」

菜々「うんうん」

法子「でも何故かその奇行の後にはアイドルが所属する」

かな子「……」

周子「あのさ」

菜々「どうしたんですか」

周子「余計わけわかんなくなったのってあたしだけ?」

千枝「いいえ」

菜々「菜々もです」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:56:27.03 ID:V2qcJD500

かな子「私も正直ちんぷんかんぷんです」

法子「プロデューサーは一体何がしたいんだろう……」

周子「とりあえず目的ははっきりしてる」

千枝「え、なんなんですか?」

周子「『アイドルをプロデュースすること』」

菜々「……確かに」

かな子「そのためには手段は問わないってことでしょうか」

法子「それにしたってあの奇行は説明できないよ」

千枝「……うーん?」

菜々「謎は深まるばかりですね……」

ガチャリコ

P「ただいまー」

法子「早っ!!!」

P「いや、意外と早く引けてな。やったな藍子」

藍子「はい!」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 20:58:42.52 ID:V2qcJD500

高森藍子(16)
no title



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:01:13.94 ID:V2qcJD500

周子「(引けた……?)」

菜々「とりあえず藍子ちゃんおめでとー」

法子「わー!」

パチパチ

藍子「えへへ、ありがとうございます」

P「やったな藍子。これで次のフェスも安心だわ。二枚取り確定圏内までいくか」

かな子「(二枚撮り確定圏内……?)」

P「じゃあ俺ちょっと道場めぐりしてくるわ」

藍子「あ、はい……?」

ガチャバタン

法子「……道場めぐり?」

千枝「プロデューサーさん、何か格闘技とかやってたんですかね……?」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:04:19.47 ID:V2qcJD500

周子「……やっぱりプロデューサーは何かおかしいような気が」

藍子「どうしたんですか?」

菜々「うん、実はね……まず」

法子「私が花束をやたら貰う事から始まって」

かな子「イベントがある度によくわからないドリンクを浴びるように飲んで」

千枝「たまに相手の口に食べ物をつっこむ事を趣味としている感じが……」

藍子「……あー、なんとなくわかります」

菜々「わかんの!?」

周子「って、ことは、藍子ちゃんも?」

藍子「はい、私、一周年記念パーティの準備してたんですけど」

――――――――――――――――

P「フンセイッ!!よし道場めぐり終了!!」

藍子「あ、プロデューサーさん」

P「藍子!はいこれ!!」スッ

藍子「……何ですかこれ?」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:08:12.98 ID:V2qcJD500

P「ハッピーギフト」

藍子「あ、ギフトセットですね。ありが……」

P「……」ゴクゴク!!

藍子「プロデューサーさん?」

P「プハァッ!!はいこれ!!」スッ

藍子「え?これさっきもらった奴と同じじゃあ……」

P「…‥」ゴクゴク!!

藍子「ぷ、プロデューサーさん!?プロデューサーさん!?」

P「……ゲフ。さぁこれを」スッ

藍子「だからもらいましたって!!しっかりしてくださいプロデューサーさん!!」

――――――――――――――――

藍子「ということが」

菜々「こわい(小並感)」

周子「……凄いね、その状況で良く逃げなかったよ」

藍子「プロデューサーさんが必死の形相だったので……」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:09:13.38 ID:X8rgQo1L0

この世界ではレッスンや特訓はどういう扱いになってr


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:11:56.65 ID:V2qcJD500

千枝「……その、行動はやっぱりセットなんでしょうか」

かな子「……セット?」

法子「あの謎のドリンクを飲むのとギフトを渡すのはってことかな?」

周子「……なるほど!」

菜々「むむ……確かにそれなら、関連性は出てくるような」

藍子「という事は……あの奇行とドリンクは密接な関係に……?きゃっ!?」

菜々「あ、藍子ちゃん!?」

シュンッ

ザラララララッ!!

周子「……え、なにこれ」

千枝「あ、藍子さんが……大量のドリンクに!?」

かな子「……え?……ええ!?」

ガチャ……


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:12:43.23 ID:5JJJGczR0

怖すぎワロタwwwwwwww


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:13:20.28 ID:iyBdwF/xO

なにこのホラー


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:15:28.82 ID:V2qcJD500

P「おうお前ら、お疲れー」

菜々「プロデューサーさん!!大変です!!あ、あ、藍子ちゃんが!!」

周子「藍子ちゃんが!!急にドリンクになっちゃったんだよ!!」

P「ドリンクに……?」

千枝「ぷ、プロデューサーさん……そのドリンクは……?」

P「……そうか、取引成立したのか。応援しておかないと」

法子「お、応援……?」

P「ああ、フリトレありがとうございました、ってな……」ニタァ

周子「……じゃあ、今のは、Pさんが!?」

P「そりゃあな……トレードチケットはあるから……これから、これを元手にドンドン運用だ」

かな子「ぷ、プロデューサーさん……?め、目が……」

P「あはは……ちょっとドリンクが足りてないみたいだな」ゴクゴク

千枝「……あ、あわ、あわ」ガクガク


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:18:35.57 ID:V2qcJD500

法子「ひっ!!」

バッ

ガシィッ!!

P「……おい、法子、どこいくんだ?」

法子「ちょ、ちょっとトイレに……」

P「まだイベントは終わってない……それに」

法子「……それに?」

P「そろそろ、レッスンの時間だろ……?」

法子「いやあああああああああああああああっ!!」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:20:47.99 ID:V2qcJD500

ピッ

小梅「……面白、かった」

P「……またホラー見てたのか。まったく、事務所以外にしてくれ」

小梅「でも……皆、出てる……」

P「ああ、そういえば最近、ホラーの出演がどうのって言ってたな。それだったのか」

小梅「……見る?」

P「いやいい。俺はそういうの苦手なんだよ……」




                                        終わり。


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:21:24.37 ID:V2qcJD500

白坂小梅
no title



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:21:45.09 ID:b5UEKcvE0

ふええ……

おつ


90: ◆ZWAJnJ4q9E 2013/02/22(金) 21:22:37.32 ID:V2qcJD500

よく考えるとモバマスの世界ってめっちゃこわいよね
ありがとうございました。


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:22:52.68 ID:VcZ3S7Py0

モバゲー恐るべし


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:23:50.56 ID:NkX7jVi90

親愛度MAXにして移籍とかザラだしね


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:25:56.01 ID:pP+W0Zdr0

あの世界のやり取りを現実の感覚で見てはいけない(戒め)


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/22(金) 21:47:02.87 ID:y5zTsvSm0

パーフェクトディスコミュニケーション
no title



引用元: 法子「何でプロデューサー花束押し付けてくるんだろう……」