12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 00:55:01.89 ID:75IPAexN0

P「よーし、そっちのダンボール下ろして。」

律子「これですね?」

P「それそれ。音無さんそっちのファイルの山整理お願いします。」

小鳥「はーい。」

律子「よっと。それにしてもプロデューサーが大掃除を提案するなんて意外ですね。」

P「そうか?」

律子「案外こういうことには疎そうだったので…」

P「まぁ、来年は勝負の年になるからな。気持ちよく迎えたいじゃないか。」

律子「そうですねぇ。年明けすぐにニューイヤーライブもありますし、忙しくなりそうですね。」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 00:59:04.22 ID:75IPAexN0

小鳥「そいえば、去年って掃除しましたっけ?」

律子「いえ…掃除するほど物がなかったのえ…」

P「え?」

小鳥「プロデューサーさんが来てくれるまで、皆ほとんど仕事なかったっていうのはお話しましたよね?」

P「ええ。」

小鳥「去年の今ごろはもう、誰も何も仕事がなくて…」

小鳥「仕事がなければ衣装とか資料とかもないですから。すごいすっきりしてましたよね。」

律子「思い返すと、よくあれで事務所つぶれませんでしたよね。」

小鳥「確かに。社長さんのお陰…?」

律子「どうだか。」

P「んじゃあ、今年は大躍進だったってわけだ。」

律子「ええ。ほんとに、感謝してますよ。」

P「いや、俺の力じゃないよ。みんな下積みが長かった分、実力はかなりのもんだから。」

律子「それを引き出したのがプロデューサー、でしょう?」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:06:15.91 ID:75IPAexN0

P「ん、そういわれるとなんか照れるな。」

小鳥「あ、これ…」

P「何かありました?」

小鳥「いえ。去年の年末にとったビデオが挟まってまして。」

律子「ビデオ?そんなのとりましたっけ?」

小鳥「ほら、屋上でとったじゃないですか。雪が降ってて春香ちゃんが派手に転んだあれですよ。」

律子「日常茶飯事過ぎて…」

小鳥「律子さんもいたと思うんですけど…折角だし見てみます?」

P「おっ いいですね。ちょっと興味あります。」

律子「…まぁ結構掃除も進みましたし、休憩がてら見ますか。」

小鳥「はい。ちょっと本体とってきますね。」

P「ええ。」



律子「…一年前、か。」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:12:57.35 ID:75IPAexN0

P「ん?」

律子「一年しかたってないのに、随分変わりましたね。」

P「そうか?」

律子「ええ。良くも悪くも随分と変わりました。」

P「引っかかる物言いだけど、何か心配事か?」

律子「いえ。ただの考えごとです。」

律子「ここは今まで仲良しでやってきた事務所ですけど、仕事が本格的に舞い込んできたらこう、皆疎遠になるものかな、と思いまして。」

P「あいつらに限ってそりゃないだろう。」

P「年明けに初詣いけるようにスケジュールあわせてくれって懇願しにくるような奴らだからな。」

律子「え?道理でスケジュールが詰め詰めになってると思ったらそんなことが…」

P「まぁいいじゃないか。有名になってもあいつらはあいつらだし。きっと仲良く上手くやってくさ。」

律子「プロデューサーにそういわれると、そんな気がしてきますね。」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:18:43.76 ID:75IPAexN0

P「俺達の仕事は、あいつらのプロデュースと身辺の管理だろ。上手いことスケジュールまわしてやれば大丈夫だ。」

律子「そんな余裕ありますかね?来年の今ごろは『去年の年末は閑古鳥が鳴いてたなぁ』なんて言うほど忙しくなってるかもしれませんよ。」

P「はっはっは。そんな台詞言ってみたいな。」

律子「でも、本当にそうなっちゃいそうな気もしますね。」

P「そうだな。あいつらの可能性は未知数だし。」

小鳥「プロデューサーさんも居ますし、ね。」

P「お、音無さん。いつの間に…?」

小鳥「なに二人で懐かしげな顔してるんですか?」

P「いえ。来年は忙しくなりそうだって話ですよ。」

小鳥「ん…そうですね。」

小鳥「あ、ビデオ本体ありましたよ。見ます?」

律子「ええ。ありがとうございます。」

小鳥「それじゃ。えい。」カチッ


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:23:14.64 ID:75IPAexN0

千早『ちょっと春香こっちこっち。もうビデオ回ってるわよ。』

春香『あわわわ待って待って!』

律子『春香!そこ凍ってる!』

春香『え?きゃああっ』ズデーン

春香『いったたた…』

律子『あーあ…』

真『先が思いやられるなぁ。そんなんじゃ来年頑張れないよ?』

春香『凍ってるなんて思わなかったんだもん…』

千早『もう。ほら。こっち。』

春香『あ、うん。』

高木『よし、これで全員、集まったね。それじゃあ、来年に向けて決起と行こうじゃないか。』

小鳥『決起って新年にやるもんじゃないんですか?』

高木『他の皆も新年に決起するんだ。うちは少し先にしておけば一足先に結果がでるかもしれない。』

小鳥『あはは…相変わらずですねぇ。』


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:28:45.96 ID:75IPAexN0

高木『うむ。それじゃあ天海君、今年も頼むよ。』

春香『はいっ。じゃあ皆、手を出して。』

千早『ええ。』

亜美『うわ…みんな手ちべたい…』

貴音『亜美の手は暖かいですね。』

亜美『ずっとポッケに突っ込んでたからね。』

真美『…あり?りっちゃんとぴよちゃんは?』

小鳥『え?居るわよ?』

真美『円陣入ろうよー』

律子『私達はいいわよ…アイドルじゃないし。』

春香『駄目ですよ?二人とも、765プロの一員なんですから。ほらほら。』

小鳥『うふふ。じゃあお言葉に甘えて入ろうかしら。』

律子『…そうですね。』


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:35:42.85 ID:75IPAexN0

春香『全員入りましたね?じゃあ、行きますよー。』

『765プロー!』

『『『『ファイトーーッ』』』』



律子「うわぁ…我ながら恥ずかしいですね…」

P「そうか?団結を感じていいと思うんだけどな。」

小鳥「そうですよ。今年もやります?」

P「いいですね。ちょうど今日夜あいてますし。律子、今度もちゃんと入れよ?」

律子「勘弁してください…」

小鳥「そいえば、ビデオには写ってないですけど、この前に全員で願い事を書いた風船を飛ばしたんですよね。」

P「へぇ、みんななんて書いたんですか?」

律子「確か、来年もみんなで楽しく過ごせますように…だったかしら。」

P「あはは…あいつららしいな。」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:39:17.08 ID:75IPAexN0

律子「まぁ、私はいいと思いますよ。変に気負うより。」

P「じゃあ今年も同じ願いごとを書いて飛ばすか。」

小鳥「そうですね。」

P「じゃあさっさと掃除の続きを終わらせて書類片付けよう。」

律子「ええ。」

小鳥「はい。」


P「よし。ミニライブから皆が帰ってくるまでに終わらせて、今夜は決起集会だ。」





おわる


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:42:53.22 ID:6oDiuDIc0

よかった



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 01:57:32.82 ID:Lg9TrZG30

さて・・・後日談はよ


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:16:19.76 ID:75IPAexN0

~集会後 双海家~

亜美「ねえ真美ー。」

真美「んー?」

亜美「来年は二段ベッドの上下かわってよー。」

真美「いいけど、どして?」

亜美「こっからだと窓が見えなくてつまんないんだもん。」

真美「窓?真っ暗で何も見えないよ。」

亜美「でも空が見えるでしょ?」

真美「空…は見えるけど。」

亜美「さっき皆で見た空、綺麗だったじゃん。」

真美「うん。そだね。」

亜美「…誰か今、空見てたりするかな…」

真美「今夜の亜美は詩人ですなぁ。」

亜美「さっき皆で集まったからじゃない?」

真美「そっか。」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:20:52.92 ID:75IPAexN0

亜美「なんかさ。」

真美「うん。」

亜美「亜美達、一年で三年分くらい大人になった気がする。」

真美「そうかも。仕事たくさんしたしね。」

亜美「…兄ちゃんって凄いよね。みんなにたくさん仕事とってきて。」

真美「うん。兄ちゃんっていつ休んでるんだろうね…」

真美「あ、ねえ亜美。」

亜美「む?」

真美「明日の初詣のときに、兄ちゃんに無病息災のお守り買ってあげよっか。」

亜美「お、いいね。みんなより先に行って買っとこっか。」

真美「寝坊したら許さないぜ?」

亜美「真美こそ。」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:26:02.27 ID:75IPAexN0

亜美「…もう寝よっか。」

真美「そだね。ほんとに寝坊しそう。」

亜美「…こういうのピロートークって言うのかな?」

真美「ピロートークって恋人がするもんじゃないの?」

亜美「真美となら恋人になっても構わんですぜ。」

真美「真美も別にいいよ。」

亜美「んふふ…禁断の愛ですな。」

真美「もう…亜美のせいでヘンな夢みそうじゃん。」

亜美「どんなヘンな夢なのかな、真美君?」

真美「うえっ? …真美もう寝るっ。 おやすみっ。」

亜美「初い奴よのう…」

亜美「…ねえ真美。」

真美「…」

亜美「来年もよろしくね。」

真美「…うん。よろしく。」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:31:42.79 ID:75IPAexN0

~同時刻 天海家~

千早「春香…暑い…」

春香「むにゃ…zzz」

千早「春香ってば…そんなにくっついたら暑いって…」

春香「んぅ…ああ、ごめん千早ちゃん。」

千早「もう…抱き枕でも買ったら?」

春香「千早ちゃんが居るからいいもん。」

千早「私明日はもう泊まってけないわよ?」

春香「わかってるわかってる。」

千早「ならいいけど。」

春香「…そいえば、去年も年末一緒にお泊りしたよね。」

千早「そうだったわね。」

春香「来年もきてくれる?」

千早「ええ。勿論よ。」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:37:37.58 ID:75IPAexN0

春香「そっか。よかった。」

千早「でも、その寝るときに人に抱きつく癖?は直してちょうだい。」

春香「う…自覚ないんだよね…それ。」

千早「単に人肌が恋しいってだけじゃないの?」

春香「んー?そうかも。」

千早「…じゃあその寂しがりなところを直してもらわないと…」

春香「えぇー…それは難しいかも…」

千早「でしょうね。」

千早「まぁ、それならしょうがないわ。」

千早「人が恋しくなる気持ちは…私も分かるし。」

春香「うん。じゃあお言葉に甘えて。」

千早「…もう寝る?」

春香「うん。おやすみ。」

千早「おやすみなさい。」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:45:27.49 ID:75IPAexN0

~同時刻 高槻家~

やよい「ほら、かすみ、もう寝ないと駄目だよ。」

かすみ「はぁい。」

やよい「電気消すね。」カチッ

かすみ「うん。おやすみなさい。」

やよい「おやすみなさい。」バタン

やよい「ふぅ」

やよい「私ももう寝ようかな…」

やよい「あ、でもその前に…洗物しないと。」

やよい「ぱぱっとやっちゃお。」ガラガラッ

やよい「でもこの時期のお水ってすごい冷たく…て……あれ?」

やよい「長介?」

長介「…姉ちゃん。まだ起きてたのか。」

やよい「長介こそ…。えっと、何してるの?」

長介「見ての通り、洗物だよ。」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:50:15.68 ID:75IPAexN0

やよい「えっ…?」

長介「姉ちゃん、明日早いんだろ。やっとくからもう寝なよ。」

やよい「え、いいよいいよ。もうこんな時間なんだから、長介寝ないと。」

長介「俺は明日何もないから大丈夫。寝坊したら怒られるぞ。」

やよい「でも長介洗物なんてやったこと…」

長介「俺だって洗物くらい出来るよ。ほらほら。早く寝た寝た。」グイグイ

やよい「あぅ… あの、無理したらダメだよ。」

長介「わかってるよ。ほら。」

やよい「うん。ありがとう。長介。」

長介「ん。おやすみ。」

やよい「うん。おやすみ。」


~寝室~

やよい「…えへへ。」

やよい「長介、ちょっと格好よかったな。」

やよい「…成長してるのは、私達だけじゃないもんね。」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:55:52.39 ID:75IPAexN0

やよい「おっきくなったなぁ 長介。」

やよい「きっと来年の終わりも、同じようなこと思うんだろうなぁ。」

やよい「ちょっと楽しみです。」

やよい「はわわ、もうこんな時間…折角長介がやってくれたんだから早く寝ないと。」

やよい「よし。」

やよい「おやすみなさい。」



おまけ おしまい


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 02:57:55.37 ID:G6UCu+sJ0

おつー


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 03:03:01.06 ID:l4hRgsIr0

乙ん!


引用元: 春香「プロデューサーさん! 年末ですよ、年末!」