1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:54:31.16 ID:R8P5LfxC0
コンコン

スタッフ「竜宮小町さーん、そろそろ準備お願いしまーす!」

亜美「むっ! ほら聞こえたっしょ、いおりん? 仕事だから起きて!」ツンツン

伊織「すぅー……すぅー……んふふ……」スリスリ

亜美「!!」ピキーン

亜美(……ほっぺたつついて起こそうとしたら……指に……ほ、頬ずりされたっ……!)

伊織「すぅー……すぅー……」

亜美「……こ、この気持ちはなんぞや……///」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:55:33.90 ID:1vOBEuVW0
2



3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:58:33.82 ID:R8P5LfxC0
亜美(指にまだ……いおりんのほっぺの感触が残ってる……!)

亜美「……も、もう一回……」ツン…ツン

伊織「すぅー……ん……んぅ……」スリスリ

亜美「あぅ!!」ピキーン!

伊織「んー……んひひ……」ニッコリ…

亜美「っ!!!」ピキーン!

伊織「ひひ……んふ……すぅー……すぅー……」

亜美「う……うああ……うあうあ~!! 反則っしょいおりん!!」ガクガク

亜美「うあうあうあうあ~!! 指溶ける~!!」ゴロゴロ


コンコン ガチャ

あずさ「あら、伊織ちゃんに亜美ちゃん? まだ出る準備してなかったのかしら~……って、亜美ちゃん!?」

亜美「あ……あずさお姉ちゃんっ……!」




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:02:55.81 ID:R8P5LfxC0
あずさ「どうしたの亜美ちゃん!?」トコトコ

亜美「……い……いおりんが……いおりんの……ほっぺがぁ……!」

あずさ「伊織ちゃんの……? 普通に眠ってるみたいだけど~……」

亜美「亜美、いおりんを起こそうとしたんだよ……つんつんって……でもダメだった……」ガクガク

あずさ「つんつん……? ……あ、ほっぺたをつついて起こそうとしたのね?」

亜美「もう忘れられないよ……あんなの……ガハッ!」ドサッ

あずさ「あ、亜美ちゃんっ!!」


あずさ(……亜美ちゃんをここまでにした、伊織ちゃんほほっぺた……!)

あずさ「任せて亜美ちゃん……私が伊織ちゃんを、きっと起こしてあげるから」




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:08:26.38 ID:R8P5LfxC0
あずさ「伊織ちゃん伊織ちゃん、起きましょう? お仕事の時間ですよ~?」

伊織「すぅー……すぅー……」

あずさ「ぐっすり眠ってるみたいね~……やっぱり声だけじゃダメかしら?」

あずさ(やっぱりどこかに触れないと……ほっぺた……いえ、肩をゆすって? ……ほっぺた……いえ、ダメよそれは……)

あずさ(頭をぽんぽんするのもいいかしら? ……ほっぺた……いえ、待つのよ……!)チラッ

伊織の頬「ぷるぷる」

あずさ「……ぁ……ぁあ……伊織ちゃんのほっぺ……!」

あずさ「……ごめんなさい、亜美ちゃんっ……耐えられないわっ……!」

プニプニ

伊織「すぅー……んっ……ふあぁ……ぅ……」スリスリ

あずさ「!!」ピキーン


ドンドンドン! ドンドンドン!

律子「ちょっと3人とも! とっくに共演者さんたち準備できてるのよっ!! なにやってるの!」

<フアアアアアッ! イ、イオリチャアアアン!! イオリィン…!

律子「!?」




9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:10:45.58 ID:R8P5LfxC0
律子「ちょっと、何があったの!? 入るわよ!」ガチャ


あずさ「あああぁぁぁ……あぁぁぁああ……」フラフラ

亜美「うーヴヴヴヴヴヴヴ」ブルブル

伊織「すぅー……すぅー……」


律子「…………」

律子「…………」

律子「…………え? 何この惨状……」




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:15:07.81 ID:R8P5LfxC0
律子「あずささん、一体どういうことですかこの状況は!?」ユサユサ

あずさ「うぅぅ~~ん……」プルンプルン

律子「お、いい揺れね……じゃなくて! あずささん、正気に戻ってください!」

あずさ「うぅ~……り、律子さん……? わ、私……」

律子「気が付きましたか……ほら、亜美も!」

亜美「ふえ~? 何~りっちゃ~ん?」ポケー

律子「何って……こっちが聞きたいのよっ! 他の人たちに今、かなり迷惑かかってるんだから!」

あずさ「す、すいませ~ん……本当に……」

律子「ま、まったく……こんな状況でも伊織は寝たまんまだし……」

伊織「すぅー……すぅー……むにゃ……」

亜美「それだよりっちゃん……いおりんだよ」

律子「え?」

亜美「いおりん……起こさなきゃダメでしょ? でも亜美たち……もうムリなんだよ……」

あずさ「ウッ! 思い出したら……はあぁぁっ!!」ビクンビクン

律子「ちょ、あずささん!」




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:20:16.96 ID:R8P5LfxC0
伊織「すぅー……すぅー……」

律子「くっ……のんきに寝ちゃって伊織は……!」

亜美「亜美たちはもうダメ……りっちゃんお願いだよ。いおりんを起こして……!」

あずさ「あぁはあぁ……伊織ちゃんが……頭とろけちゃいます~……」

律子「本当にどうしちゃってるんですかあずささん!?」


律子「くぅ……分かったわよ、私が起こせばいいんでしょう、起こせば!」

律子「こら伊織っ! いったいいつまで寝……て……」

律子(……え? ……何これ……)

伊織「すぅー……すぅー……」

律子「……て、天使……?」

伊織「……んん……にひっ……り……つこ♪……すぅー……」

律子「かはっ!!!」ピキーン!




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:26:46.41 ID:R8P5LfxC0
亜美「りっちゃんっ……!」

あずさ「律子さん……! 気を確かに!」

律子「だっ……大丈夫……!」ガクガク

律子(寝言っ! 伊織の寝言っ! ……いおりのねごとっ……に! 私の名前っ!)

律子(笑ってた……楽しい夢らしかった……私の名前が呼ばれてた……! じゃ、じゃあ……)

律子「伊織……あなた……///」ドクン…ドクン…

伊織「すぅー……すぅー……」

律子(……人の気も知らずに……ぐっすり眠っちゃって、もう……!)トクン…トクン…

律子(でも今はダメ。人を待たせてるんだから、早く起こさなきゃ……)

律子「ほら……伊織、そろそろ起きなさいってば……」プニプニ

亜美「っ!! ほ、ほっぺたプニプニだっ!!」

あずさ「これは完全に堕ちたわね~……」

律子「……え? あ! 完全に無意識にプニプニし」

・・・―――ピキーン! ピキーン! ピキーン!




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:31:34.40 ID:EsJcxOgM0
もうペロペロしかない



18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:32:03.39 ID:R8P5LfxC0
―――スタジオ

D「申し訳ありません! もうすぐ来るはずなんで、もう少々待ってもらえますか!?」

大御所「やかましいっ! アイドルだか何だか知らんが、この儂を待たせるとは何事だっ!」

D「す、すぐ連れて来させますので! どうかもう少しだけ!」

大御所「なら早くしろ! 最後の5分だと思え!」

D「は、はい! おいスタッフ、竜宮小町さんの楽屋だ! ダッシュ!」

スタッフ「はいぃ!」ダッ!

大御所「まったく……これだから最近の若い者は、と言われるんだ! それが嫌なら個人が自覚を持って動けい!」プンスカ

D(やべぇよ~……本当に何やっていらっしゃるんだよ小町さんは~!!……)

―――

スタッフ「ぜぇ……ぜぇ……」タッタッタ

スタッフ「こ、この階の、二つ目の右側……あそこだあ!」タッタッタ

スタッフ「はぁ……はぁ……竜宮小町さん! もう時間食ってますよ!」ドンドンドンッ

<シーン…

スタッフ「はぁっはぁ……竜宮小町さん? あれ? 竜宮小町さん!?」




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:37:29.00 ID:R8P5LfxC0
スタッフ(何も聞こえない……入れ違いってことかよぉ!?)ガーン!

<ウアウア~…

スタッフ「はっ!? 今のは……うめき声!」

スタッフ「す、すいません、開けますよ!」ガチャッ


―――スタジオ


大御所「……過ぎたなぁ」

D「5分ですか。ええ、過ぎちゃいましたね」

大御所「……来なかったなぁ」

D「竜宮小町ですか。ええ、何やってるんでしょうね」

大御所「…………」

D「…………」




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:43:30.67 ID:R8P5LfxC0
・・・。

大御所「そこの角を曲がって2つめだな?」スタスタ

D(うっわ~マジギレだよ大御所さん! この人の説教はやばいぞ~!)スタスタ

大御所「この始末。遅かれ早かれこの業界からは消えようが、それだけでは儂の気が済まないっ!」スタスタ

D(……まぁ、自業自得ですね)

大御所「大人の世界というやつを教えてやる! …………ん? おい、あそこが竜宮小町の楽屋で間違いないのよな?」

D「ええ、そうです……って、アレ? 楽屋の前に誰かいる……ん!?」

D「お、おいお前! さっき竜宮小町を呼びに行ったスタッフじゃないか!」ツカツカ

D「なんで楽屋のドア開いたまんま固まってるんだよ、オイ!」ガシッ

スタッフ「……お……りん……」

大御所「?」

D「は? 聞こえないよ!」

スタッフ「いお……りん……マジ女神……」ガクガク

D「はぁ!? 意味が分からん、楽屋でいったい何が……はぅ!?」ピキーン!

大御所「おい君ら……そろいもそろって何を……っ!!」チラッ




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:48:41.16 ID:R8P5LfxC0
伊織「すぅー……すぅー……」


あずさ「ねぇどうしよう? 髪をなでなで」

律子「私もどうしよう? 髪をすんすん」

あずさ「2人で愛でる」

律子「皆の伊織」

亜美「うあ~うあ~ぉ♪」


伊織「すぅー……んぅ……」スリスリ

あずさ「ぁう!」ピキーン!

律子「やぁん!」ピキーン!

亜美「ゆ”め”し”ば”い”」ピキーン!


大御所「…………何だこれは」




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:54:51.79 ID:R8P5LfxC0
大御所「喝ッ!!」クワッ

亜美「うひゃあ!?」ビクッ

あずさ「きゃあ!」

大御所「貴様ら。これはどういうことだ。まさか儂らを待たせて情事に耽っておったのか!!」

あずさ「わ、わぁ~……!」

亜美「うあうあ~!」

大御所「けしからん! いや想像をはるかに超えてけしからん! アイドルとはどうなっておるんじゃ!?」

あずさ「申し訳ありませんでした~……」

亜美「すいませんでしたっ!!」

大御所「謝って済む問題ではなっ……む? ……おい、貴様」

大御所「そっちの眼鏡の貴様! 儂が話しておるんだぞ、こっちを向け!」


律子「…………」ナデナデ

伊織「にひぃ~……んふ……」スリスリ

律子「ほあっ!!」ピキーン!

大御所「おいィ?」




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 17:59:56.17 ID:R8P5LfxC0
律子「はぁ……はぁ……大御所さん……でも、じゃあむしろ……見てください。私たちがなぜ……」ナデナデ

律子「囚われたか……見れば、分かりますから……」

大御所「何をっ……!」

あずさ(律子さん……完全に堕ちちゃったみたいね~……伊織ちゃんあなおそろし!)

律子「まず……伊織が寝ています。うちの伊織が」

律子「となればまず……頭をやさしく撫でます。でしょう?」

大御所「は? いや、それは」


ナデナデ…サラサラ…

伊織「すぅー……すぅー……うぅん……」モゾモゾ

律子「すると伊織はこんな風に、寝ながらも笑顔を浮かべてくれます。見てますか?」

大御所「ヌッ……(何だこの少女は……そして何だこの胸の高鳴りは……!)」

律子「気持ちいいんでしょうか? 髪を梳いてやると、小さな体をよじらせて反応してくれます……」

伊織「くぅ……くぅ……」




27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:06:18.23 ID:R8P5LfxC0
律子「この髪もまたすばらしいですよね。となれば次は……?」

大御所「次……?」

律子「まだまだですね。次は嗅ごうとするでしょう? 当然」

大御所「ゑ?」

亜美「まだまだだね~」


律子「すんすん……甘い香りが鼻腔に広がりますよね……」

伊織「ん~……くしゅぐ~……たい」モジモジ

律子「大人と子供の境界線。少し背伸びした……甘美な芳香です。伊織、ありがとう」ナデナデ

伊織「んふふ……すぅー……すぅー……」

大御所「ぐぬっ!(ま、負けん! 天使かと思ったが違う! この娘は悪魔だ! 他者を惑わす悪魔なのだ!)」




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:10:30.85 ID:R8P5LfxC0
律子「髪を堪能しました。では次は? はいそうです、ほっぺたです」

大御所「…………」

律子「……亜美も、あずささんも、そして私も、これにはやられました」

律子「手始めにどうするか……そろそろ分かりますか?」

大御所「ぐぬっ……や、やさしく、手の平で撫でざるをえんではないかっ……!」

律子「60点です、大御所さん。手の平で撫でるのは、もう少し後です」

律子「正解は、こう……」サスサス

大御所「!! 指の背で……か!」

律子「ええ、そうです。ソフトに、ソフトに。するとほら……」

伊織「んゅ……」スリスリ

律子「っ!!」ピキーン!

亜美「で、出た~、頬ずり!!」ピキーン!




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:15:01.88 ID:J8kh16LFO
で、出た~!指でさわるとほお擦り奴~!wwwwwwwwww



31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:15:24.53 ID:moKB4vAMT
頑張れ大御所!俺たちの大御所!



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:16:34.75 ID:R8P5LfxC0
大御所「ぐふっ……!」プルプル

律子「……なかなか耐えますね。さすがは芸能界の首領です……けど、それも最後」

律子「あなたも、人の子ならば……」ピト…

あずさ「っ!! だ、だめです律子さん!」

亜美「りっちゃん! それはダメ! 戻ってこれなくなっちゃうよ!」

律子「大丈夫よ。私は大丈夫……それにどちらにせよ……」


律子(この人堕とさない限り、もう芸能界にいられないしねこんなアクシデント起こして……)

ススゥ…

大御所(何だ? 手の平を少女の頬に置いて、その親指をゆっくりと……)

伊織「すぅー……んん……ふにゅ」

律子「……唇へ」プニ

大御所「!! ま、まさかっ!!」




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:17:26.47 ID:jsyO5P210
大御所!大御所!大御所!



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:19:19.36 ID:R8P5LfxC0
伊織「んん……はむ」パク




律子「――――――」ピキーン!

あずさ「――――――」ピキーン!

亜美「――――――」ピキーン!



大御所「……~~~っ!!」プルプル

大御所「…………!!」

大御所「がはぁっ!!」ピキーン!



律子「…………勝ったっ……!」




37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:21:18.41 ID:R8P5LfxC0
―――美であった。

混じりっ気のない、美そのものであった。

ゆえに、もう誰も触れようとさえしなかった。


伊織の寝姿は崇拝の対象として。

あるいは、感動の象徴として。




39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:23:51.99 ID:moKB4vAMT
大御所でもダメなら誰がいるんだよ…



42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:26:45.94 ID:R8P5LfxC0
・・・。

伊織「んん……ふあ~~……ふぅ。 あら? 私、眠っていたのね……」

伊織「んしょ……何だか寝心地が良くって……逆に寝すぎて気持ち悪い感じもするわ」

伊織「そういえば、今は何時なのかし……ら……」クルッ

伊織「(ピタッ)…………え…………」

伊織(あ、ありのまま今見ている光景を言うわ……『竜宮小町はじめ大勢の人が、皆一様に正座して私の方を見ている。人数は楽屋に収まっていない』)

伊織(な、何を言ってるのか分からな私の方が分からないわよ寝起きなのに!!!)


大御所「……水瀬伊織と、言ったな」

伊織「ひゃい!? ……って、大御所さんじゃない! ですか! えと、おはようございます……?」

大御所「…………」

伊織「…………(チラッ)……っ!! (収録とっくに始まってる時間じゃない!!)」

伊織「ちょっと律子! それに亜美にあずさ! どうして起こしてくれなかったのよっ!」ヒソヒソ

大御所「水瀬伊織殿よ」

伊織「は、はい!?」




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:31:35.80 ID:R8P5LfxC0
スッ

伊織「……?」

大御所「有難う」

伊織「え? ……え?」

大御所「君のおかげで、感動を思い出せた。長い間、とんと味わうことのなかったことだった」

大御所「……有難う」

伊織「……え、えっと……どうも……」

ガシッ

パチパチパチパチパチ…

パチパチパチパチパチ…


その時そこに集まっていたのは、その日竜宮小町が迷惑をかけた番組に関わっていた、ほぼすべての人だった。
皆、伊織の寝姿に飲み込まれ、伊織が目覚めるまでの間、結局全員が……正座して、伊織を見守った。

愛であった。平和であった。真実であり、善良であり、そして何より―――美であった。


やばかった。
そして結局収録は後日行われることになった。




47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:36:41.21 ID:R8P5LfxC0
―――少し経って

真美「そ、そんなにすごかったの?」

亜美「すごいなんてもんじゃないよ! もうね……ヤバイ。イオリ、ヤバイ」

千早「確かに水瀬さんは愛らしいけれど、それが眠っているだけでそんなに変わるのかしら?」

あずさ「千早ちゃん、それが本当に変わるのよ~。いつもが強気な分、こう……ねぇ? 律子さん?」

律子「認めざるを得なかったわ、アレは。ギャップ効果なんて安っぽい名前で片付けていいのかも分からないほどよ」

春香「うわ~……それ私も見たかったな~! 誰も写真に撮ってないっていうのがね~!」

あずさ「うふふ、一期一会ってことかしらね~」

雪歩「あの堅物で恐ろしい大御所さんが、件のスケジュール遅延、全責任を負ってくださったって……すごいですぅ!」

真「人を動かす魔性の女だってことかな……すごいなぁ。気分はどう? 伊織」


伊織「……はぁ? 気分ですって……?」

伊織「決まってるわ! まったくもって不愉快よ! 何? 私ただ疲れて眠ってただけじゃない!」

美希「落ち着くのデコちゃん」ナデナデ

伊織「きーっ! うっさいのよ、もうっ!」ブンブン




49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:40:15.97 ID:R8P5LfxC0
律子「あ、伊織そろそろ寝る?」

伊織「寝ないわよ!? 何言ってんのよ!?」

貴音「伊織、今なら私が尻枕をしてあげてもいいのですよ」

伊織「いらないわよ! ていうかあの変態プロデューサー何吹き込んでるの!?」

やよい「あ、じゃあ伊織ちゃん! 私が膝枕してあげるよ!」

伊織「いらっ……………………………………ちょっとプロデューサー!!!」スタスタッ


真「迷いが見えたね」

響「仕方ないよね、やよいだから! でもホント、気になるぞ、伊織の寝顔」

千早「ふふ、そうね。でも私たちがそれを見ることは、きっとないって……なんとなく思うわ」

真美「ん? どういうこと?」




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:44:47.66 ID:R8P5LfxC0
美希「簡単だよ。『竜宮小町は、あんな事態になるまでデコちゃんを疲れさせることを、もう二度としない』からなの」

響「そっか……責任をうけおってくれたのは大御所さんだけど、迷惑かけちゃったのは本当だからな」

雪歩「そうだね。きっと伊織ちゃん自身も、それは心がけると思う」

貴音「名実ともにぷろふぇっしょなるになるのですね」

春香「ん~、いいユニットだよ本当。私たちも負けてられないね!」

真「うん! じゃあいつものアレいっとこうか!」

やよい「あ、いいですね! それじゃあ春香さん、お願いします!」

春香「わっほいきた! じゃあいくよ!? せーのっ……」


響「げ!」 真美「げぇん!」 貴音「ももん!」 やよい「だって!」 雪歩「な、仲間!」

千早「私達……」 春香「げ!」 真「だもん!」 美希「みんなー」 


9人「…………」

春香「……いい団結だったよね、今のは今ので」

                ―――終わり―――




51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:45:38.32 ID:R8P5LfxC0
読んでくれてありがとう



52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:46:11.27 ID:aJcCgfpy0
おつ



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 18:51:55.53 ID:EsJcxOgM0
おつ
いおりんは起きても天使だった




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 19:03:01.99 ID:E0tDrHsz0
竜宮小町の活躍はこれからだ!






引用元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354694071/l50