1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 02:27:40.44 ID:XC0YicuP0
ζ*-ヮ-)ζ「もうたべられないれす~…」ムニャムニャ











Σζ*'ヮ')ζ「はわっ!?」

ζ*;ヮ;)ζ「うぅ~夢でした……」グスン






3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 02:42:45.53 ID:XC0YicuP0
ζ*′ヮ′)ζ「それにしてもリアルな夢だったな…」グゥ~

ζ*'ヮ')ζ「……お腹空いたなぁー」キュルル~

ζ*'ヮ')ζ「閉じ込められもう三日かぁ」ウッウー…

ζ*'ヮ')ζ「早く助けに来てくれないかな……プロデューサー………」









ζ*�ヮ�)ζ




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 02:48:34.67 ID:wu1qKBSu0
どういう状況なんだ



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 02:56:17.09 ID:XC0YicuP0
…ヨイ ヤ…イ ヤヨ…


ζ*-ヮ-)ζ(あ、何か聞こえます…)


ヤヨイ ヤヨイー


ζ*-ヮ-)ζ(私を呼んでるみたい…)


ヤヨイー! ドコダー!!


ζ*-ヮ-)ζ(この声は……まさか)


ヘンジヲシテクレー!! ヤヨイー!!!


ζ*'ヮ')ζ「う、うっうー…」


クソッッ! ドコナンダイッタイ!!


ζ*-ヮ-)ζ(もうこれ以上…声は出ません…)




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 03:08:54.90 ID:XC0YicuP0
ζ*-ヮ-)ζ(目を開ける力も……)


イヌミ!!イッケェー!! バウッ!

ヒビキ! キテクレタノカ!!

ワタシダケジャナイゾ!!

ハルカ!ソレニチハヤモ!!

オハナシシテルバアイジャナイデスヨプロデューサーサン!!

ヤヨイー、ヤヨイー!!!


ζ*-ヮ-)ζ(力が……抜けて……)

ζ*-ヮ-)ζ(ごめんね長介、みんなをよろしく……)

ζ*-ヮ-)ζ(おねーちゃん…もう……)

ζ*-ヮ-)ζ(最後にもう一度…プロデューサーと……)




ζ*-ヮ-)ζ




10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 03:25:36.55 ID:XC0YicuP0
ζ*'ヮ')ζ「あれ、みなさんどうしたんですかー?なんで集まってるんです?」

ζ*'ヮ')ζ「それに長介…こうぞうまで!」

ζ*'ヮ')ζ「わー、なんだかみんなに会うの久しぶりな気がしますー」ウッウー

ζ*'ヮ')ζ「あれ?そーいえば私、いままで何してたんですっけ?」

ζ*-ヮ-)ζ「う~思い出せない…」

ζ*'ヮ')ζ「まぁいっか……あれ?みんないつの間にそんな遠くへ」

ζ*'ヮ')ζ「うっうー!待ってくださーい!」トテトテトテトテ

ζ*'ヮ')ζ(なんで?走っても走っても追いつけないよ)ハァハァ




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 03:37:04.90 ID:XC0YicuP0
ζ*;'ヮ')ζ「待って…ハァハァ…待ってよみんなぁー」トテトテトテトテ

ζ*;'ヮ’)ζ「置いてかないでー」ハァハァ

ζ*;>ヮ<)ζ「ひとりにしないでー!!」

ζ*;'ヮ')ζ「あ………みんな見えなくなっちゃいました」

ζ*;ヮ;)ζ「うぅ……」トボトボ


「おや、どうしたんだい?」


Σζ*'ヮ')ζ「はわっ!?ど、どなたかいらっしゃるんですかー?」オドオド




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 03:47:26.78 ID:XC0YicuP0
「こんなところで迷子なんて可哀想に」

ζ*;'ヮ')ζ「うぅ~、どこから話してるんですかぁ」キョロキョロ

「いくら探しても君には俺のことは見えないよ」クスクス

「しかしキミのことはよぉ~く見える」

「さぁて、どうしてやろうかなぁ」ゲヒヒ

ζ*;ヮ;)ζ「こ、怖いよ~長介~、プロデューサー…」ヒックヒック

「おっとごめんごめん。そこまで怖がらせるつもりは無かったんだ」

「全く、神様は悪ふざけが過ぎる癖がありますね」メッ

「すまんやよいえる」

ζ*'ヮ')ζ(やよ…いえる?)




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 03:51:51.92 ID:LLJlM2dV0
やよいえるたそ~



17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 04:00:30.95 ID:XC0YicuP0
「それに謝る相手が違いますよ」

「そうだな。ごめんなやよいちゃん」

ζ*'ヮ')ζ「かみさま……?」

「そうだよん」

ζ*;'ヮ')ζ「じゃあもしかして此処って天国?」

「それはちょっとだけ違う」

「あの世であるけどー、あの世じゃないよーなー。そんな場所だ」

ζ*;'ヮ')ζ「うぅ、よく分からないです…」

ζ*'ヮ')ζ「あ、かみさまならみんながどこいっちゃったか知ってますか?」

「みんなというのは?」

ζ*'ヮ')ζ「プロデューサーと765プロのみんな、それに私の兄弟達ですー」

ζ*'ヮ')ζ「さっきまですぐそこに居たんです」




18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 04:11:03.37 ID:XC0YicuP0
「む、それは…」

ζ*;'ヮ')ζ「それは…」ゴクリ

(おいどういうことだ)

(わ、私に言われましても~)ウッウー

(もしかしたら例のアイツが何かしたのかも…)

(ふむ、あり得ることだな)

ζ*'ヮ')ζ「?」

「うおっほん、やよいちゃん。それはだな」

ζ*'ヮ')ζ「は、はい!」

「内緒だ」

Σζ*'ヮ')ζ「はぇ!?」

「天界の禁則事項ってやつだな」

「ごめんね、あんまり一般人をこっちに深く関わらせちゃいけないの」

ζ*'ヮ’)ζ「うー…いじわるですぅ」ショボン

(くぅ!かわいい!!)




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 04:21:30.20 ID:XC0YicuP0
「そんなことよりやよいちゃん。キミがなんでこんなところに居るのか理解してるかな?」

ζ*'ヮ')ζ「あ、そういえばなんででしょー?」

「簡単に言っちゃえば死んじゃったからだよ」

ζ*;'ヮ')ζ「え…死…」サー

ζ*;ヮ;)ζ「私、死んじゃったんですかー?」ウウッ

「あー!泣かないで!大丈夫だから!ね?」

「俺の特権で生き返らせてあげるから!!」

ζ*'ヮ')ζ「!」

「あー!いいんですかそんなことしてー!!」

「いいんだよ!俺は神様だぞ?文句あるか?」

「いえ、ないです…」




21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 04:30:57.30 ID:XC0YicuP0
(それに俺はまだやよいの活躍が見たいんだよ!)

(はぁ、そんな理由で…。いつか天罰が下りますよ神様なのに)

ζ*'ヮ')ζ「そんなことほんとうに出来るんですか?」

「んー、実を言うと今回は俺の力で直接って訳にはいかないんだけどね。こっちにミスが有った訳じゃないから」

「だから俺が生き返らせるというより、行き返り方を教えてあげるってこと。やよいちゃん生き返りたいでしょ?」

ζ*'ヮ')ζ「それはもちろん!早くみんなに会いたいですー!」ウッウー!

「よしよしじゃあ教えようね」

「なに、簡単なことだ。その場で後ろを振り返ってごらん」

ζ*'ヮ')ζ「こうですか?」クルン

(くっ!ふわふわ巻き毛かわいい!!)




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 04:39:52.34 ID:XC0YicuP0
「そうそう、そのまままっすぐ前を見てごらん。光が見えるのが分かるかい?」

ζ*'ヮ')ζ「うっうー!見えますー!」

「後はそこを目掛けて歩いて行けばいい」

ζ*'ヮ')ζ「え、それだけなんですか?簡単なんですねー」

「ただし!」

Σζ*'ヮ')ζ「!」ビクッ

「道中何があっても決して後ろを振り向いちゃいけないよ、いいね」

ζ*;'ヮ')ζ「う、分かりました…。その、振り向くと…どうなっちゃうんですか?」

「ごめん、それだけはどうしても言えないんだ。一言言えるとしたら、やよいちゃんにとって絶対に良いことは起きないよ」

ζ*;'ヮ')ζ「うぅ~」カタカタ




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 04:54:13.87 ID:XC0YicuP0
「もちろん今なら辞めることもできる。因みにやよいちゃんは天国確定だよん」

「どうする?それでも行くかい?」

ζ*-ヮ-)ζ「…」

ζ*'ヮ')ζ「はい!行きますー!」ウッウー!

ζ*'ヮ')ζ「確かにちょっぴり怖いです。でもきっと弟たちが淋しがってると思うんです。長介がいますけど、あの子もまだまだ淋しがりやさんですし」

ζ*'ヮ')ζ「それに私も会いたいですからー!」

ζ*'ヮ')ζ「もちろん765プロのみなさんにも!!」

「特にプロデューサーにかい?」ニヤニヤ

ζ*//ヮ//)ζ「」

「なるほどね、確かにあのプロデューサーは出来た人間だもんな」

「よし、じゃあもう止めはしない。きっとやよいちゃんなら無事現世に帰れるよ」

(でもやっぱりちょっと心配だな)




28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 05:02:04.06 ID:XC0YicuP0
「おいやよいえる。お前ちょっと出口までついてってやれ」

「ええー!私がですかー!?」

「うまく行ったら今日のおやつ倍にしてあげるから、な?」

「むぅ、仕方ないですねー」

ボワン

Σζ*'ヮ')ζ「わわっ!天使さんです!」

ヤヨイエル「どうもーやよいちゃん、出口までよろしくね」ウッウー

ζ*'ヮ')ζ「あれー?天使さんどこかで見たような…」

ヤヨイエル「他人の空似ってやつよきっと」

ζ*'ヮ')ζ「…そうですね!こっちこそよろしくお願いしますー!」ウッウー!

「いいかい、決して後ろを振り向いちゃいけないよ」

ζ*'ヮ')ζ「はい!私がんばります!」




29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 05:06:34.07 ID:XC0YicuP0
「よし、最後におまじないだ。神様印だから期待していいぞ」ボワン

ζ*'ヮ')ζ「わ!おっきなお手てですー」

「じゃ、せーの」

ζ*'ヮ')ζ「「はい、ターッチ」」パンッ

ζ*'ヮ')ζ「えっへへ~、行ってきまーす!」

「やよいえる、頼んだぞ」

ヤヨイエル「はい、神の御心のままに」




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 05:14:15.95 ID:XC0YicuP0
ζ*'ヮ')ζ「後ろ振り向かない後ろ振り向かない」テクテク

ヤヨイエル「やよいちゃん大丈夫よそんなに気張らなくても。この手で生き返った人って結構居るんだから」フワフワ

ζ*'ヮ')ζ「そうなんですかー?」

ヤヨイエル「そうよー。本当に振り向かないだけでいいんだから」

ζ*'ヮ')ζ「えへへー、ちょっとだけ気が楽になりました!ありがとうございまーす!」

(オネーチャン)

Σζ*'ヮ')ζ「!」

ζ*'ヮ')ζ「今何か聞こえませんでした?」

ヤヨイエル「え、私にはなにも」

(オネーチャン…オネーチャン…)

ζ*'ヮ')ζ「ほらやっぱり!後ろの方から聞こえますよー?」クルー「振り向いちゃダメ!!!!」

Σζ*'ヮ')ζ「はわっ!そ、そうでした」アセアセ

ヤヨイエル(ほっギリギリセーフね)




31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 05:24:29.02 ID:XC0YicuP0
ヤヨイエル「にしても、私には何も聞こえないわよ…」

ζ*'ヮ')ζ「あれー?おかしいなぁ、確かに聞こえたかなぁーって」

(おねーちゃん、苦しい、助けて!)

ζ*'ヮ')ζ「やっぱり聞こえます!!しかもこの声…長介の声です!長介が苦しいーって」

ヤヨイエル「ちょ、落ち着いてやよいちゃん!ちょっと待ってね。絶対に振り向いちゃダメよ!」キョロキョロ

ヤヨイエル(おかしい、やっぱり私には何も聞こえないし、辺りには何も居ない)

ヤヨイエル「やよいちゃん、近くには何も居ないわ。そもそもここに長介くんが居るはずが無いもの」

ζ*;'ヮ')ζ「う、うっうー…」

ヤヨイエル「とにかく前へ進みましょう」

ヤヨイエル(どういうことなのかしら。もしかして例の…。だとしたらこの先も)チッ!




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 05:37:19.44 ID:XC0YicuP0
(おねーちゃん、なんで助けてくれないの?)

ζ*;-ヮ-)ζ「長介は居ない長介は居ない…」テクテク

(わかった、そうやってまた僕達を放置して自分の好きなことだけするんだね)

ζ*;-ヮ-)ζ「長介は居ない長介は居ない…!」テクテク

(そうよ長介おにーちゃん。おねーちゃんにとってアイドルになるために私達兄弟は邪魔なだけなのよ)

Σζ*'ヮ')ζ「かすみ!?」ピタッ

ヤヨイエル「や、やよいちゃん!?まだ何か聞こえるの!?」

(やよいおねーちゃん、ぼくたちじゃまなの?)

(そうなの?)

Σζ*;'ヮ')ζ「浩太郎!浩司!」

(僕らはみんなおねーちゃんにとって要らない存在なんだね)

ζ*'ヮ')ζ「そんなことない!みんな大事な家族だよ!!」




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 05:49:34.91 ID:XC0YicuP0
(本当に?)

ζ*'ヮ')ζ「本当!おねーちゃんみんなのこと大好きだよ!!」

(それは765プロのみんなより?)

ζ*;'ヮ')ζ「それは…!」

(なんだ、やっぱり家よりお仕事のほうがいいんじゃないか)

ζ*'ヮ')ζ「そうじゃない!どっちも同じくらい大切だから!!」

(どっちも大事?ふーん…)

ζ*'ヮ')ζ「お願い。おねーちゃんの気持ち分かって欲しいな」

ヤヨイエル「やよいちゃん!とにかく歩いて!」

ζ*'ヮ')ζ「は、はい(長介…)」テクテク

(クス……クスクス)

ζ*;'ヮ')ζ「え?」

(クスクス…アハ、アハハ)

ζ*;'ヮ')ζ「だ、誰ですか!」

ヤヨイエル「止まらないで!歩いて!」




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 06:03:43.16 ID:XC0YicuP0
(アーハハハハ!あーおかし)

ζ*'ヮ')ζ(この声は…春香さん)テクテク

春香(やよいちゃん、私達のこと家族と同じくらい大事なんだって)クスクス

(ほんとバカにはうんざりね)

Σζ*'ヮ')ζ「ち、千早さん!?」ピタッ

ヤヨイエル「だめよ!それは全部まやかしよ!」

ζ*;-ヮ-)ζ「うぅ…」テクテク

春香(ま、思われるんだったらいいんじゃない?こっちは足手まといにしか思ってないのにね)クスクス

千早(私は思われるのも嫌よ。邪魔者は所詮邪魔なだけ。それが意思をもって動いてるんだから余計たちが悪いわ)

(美希もそー思うの)

美希(あの子スタイルも歌も踊りもダメ。なんでアイドルなんか目指そうと思ったのか理解できないの)

(ほんと邪魔よね。早く辞めないかしら)フンッ

ζ*;ヮ;)ζ(伊織ちゃんまで)ウゥ




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 06:17:28.08 ID:XC0YicuP0
伊織(いい加減あのグズのフォローするのも飽き飽きなのよね)

ζ*;ヮ;)ζ「うぐ、ひっく」テク…テク…

(ホントホントー)

(ドウニカシテクレナイカシラネー)

(モウソウジノパートサンアツカイデイインジャナイ?)

(アハハ、ヒッドー)

ζ*;ヮ;)ζ(みんな…)

ζ*‥-ヮ-)ζ(も、もしかしたらほんとにそう思われてるかも…)

ζ*‥-ヮ-)ζ(いっつもみんなに迷惑かけてるし、あの運動会の時とかも…)

ζ*'ヮ')ζ(ううん、違う!)

ζ*'ヮ')ζ(これは全部幻!私の弱い心が生んだ悪魔!!)

ζ*'ヮ')ζ(きっとプロデューサーだったらそう言うはず!!)

ζ*'ヮ')ζ(悪魔になんて私負けないです!うっうー!)テクテク

ヤヨイエル(この子、心がもの凄い勢いで成長してるわ)

ヤヨイエル「その調子よ!ほら後ちょっと!」




41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 06:26:47.97 ID:XC0YicuP0
ζ*'ヮ')ζ「はい!頑張ります!」

(頑張る?いいよもう頑張らなくて)

ζ*;'ヮ')ζ「は、はぅ」ガタガタ

ヤヨイエル「どうしたの!」

(ったく、才能無いのに頑張ってどーすんの?無駄なプロデュースするこっちの身にもなれよな。わかってんのかよ、あ?)

ζ*;ヮ;)ζ(この、この声…)

ζ*;ヮ;)ζ「ぷろ…でゅーさぁ…」ペタリ

P(そうそう、そうやって無力に座ってんのがお似合いだよ。貧乏人が無理してんの見ると反吐が出そうになんだよ)

P(帰って来てもお前の居場所なんてねーから、お疲れさん)

ζ*TヮT)ζ「う、うわぁ~ん」

ヤヨイエル「やよいちゃん!後少しよ!ほら立ち上がって!」




42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 06:34:26.72 ID:XC0YicuP0
ζ*‥-ヮ-)ζ「もうダメです…一歩も動けません…」グスッグスッ

ヤヨイエル「ここまで頑張ってきたのに、どうして?!」

ζ*‥-ヮ-)ζ「だって、だって…」

ζ*-ヮ-)ζ(長介達の声も、765プロのみなさんの声も、それは私の心が産んだ悪魔)

ζ*-ヮ-)ζ(だから私との戦いなんだって頑張れた)

ζ*-ヮ-)ζ(きっとこのプロデューサーもそうなんだと思う)

ζ*-ヮ-)ζ(でも、だけど…)

ζ*TヮT)ζ「うぅ~ぷろりゅーさぁー!」

ζ*TヮT)ζ




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 06:44:38.21 ID:XC0YicuP0
ζ*TヮT)ζ「ぷろりゅーさぁーに見捨てられたら、私もう頑張れません!!」ウワーン

ヤヨイエル「あわわわ、どどどどうしよ」

ヤヨイエル(でもやつらは一体なんでここまでこの子を…)

ヤヨイエル(あうぅ、全然分からないですー!)

ピカー

ヤヨイエル「ん?!」

ヤヨイエル「やよいちゃん!その右手どうしたの!?」

ζ*;ヮ;)ζ「ふぇ?」ピカー

ζ*;ヮ;)ζ「はわわっ、なんだかすっごーく光ってますー!それにあったかい」

(やよい!!やよい!!)

Σζ*;ヮ;)ζ「こ、この声!」

(ほら、トップアイドルになるんだろ!こんな事で挫けてどーする!)

ζ*;ヮ;)ζ「プロデューサー!!!」




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 06:45:53.96 ID:YXqa6DrD0
頑張れやよい



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 06:54:34.19 ID:XC0YicuP0
真P(お前はそんなこと俺が思ってると本気で考えてるのか!?そんなに俺のこと信用してないのか!?)

ζ*;ヮ;)ζ「うー!そんなことないです!」

真P(大丈夫だ安心しろ!お前をプロデュースする時に言ったろ、絶対に!どんなときでも!俺はお前の味方だって!!)

ζ*'ヮ')ζ「プロデューサー!」パァ

真P(今までもそうやって二人で力を合わせてやってきたじゃないか!事務所のみんなだってそうだ!)

真P(あんな偽物の言葉に揺るがされるな!!)

真P(ほらなに座り込んでる!!さぁ立ち上がるんだ!!)

ζ*'ヮ')ζ「うっうー!!」ガバッ!

ζ*'ヮ')ζ「やよいえるさん!」

ヤヨイエル「ふぁ、はい!」




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 07:02:51.92 ID:XC0YicuP0
ζ*'ヮ')ζ「ここまで励ましてくれてありがとうございました!私もう挫けません!」

ζ*'ヮ')ζ「とにかく前に、前に前に進んで行こうかなーって!!」

ヤヨイエル「うんうん、やよいちゃんなら出来るわ!」

ζ*'ヮ')ζ「うっうー!」

ζ*'ヮ')ζ「よぉーし!絶対にトップアイドルになってやるぞぉー!!」

ζ*'ヮ')ζ「それじゃあさようなら!あ!神様にもお元気でって伝えてくださいね!」

ヤヨイエル「頑張ってねやよいちゃん!」

真P(みんな待ってるぞ!!早く帰ってこい!!)

ζ*'ヮ')ζ「プロデューサー!!」

ζ*'ヮ')ζ「せーーーーの!!!」




50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 07:13:53.45 ID:XC0YicuP0
ζ*’ヮ’)ζ「は…い…タッチ…」

P「や、ややややややや…やよ」カタカタ



「「「やよいーーーーー!!!!」」」



P「ぐはっ」ズサッ

春香「やよいーー!良かったぁ!生きてる?私分かる!?!?」

響「ホント見つかって良かったぞ!!いぬ美頑張ったな!」

いぬ美「ばうっ!」ハッハッ

千早「春香…ほら早く救急隊の人に」グスッ

春香「う、うん!そうだね千早ちゃん!すいませーーん!!こっちでーーす!!」

ζ*'ヮ')ζ「はれ…わたし…」ウゥ

P「いい、今は喋るな」

ζ*'ヮ')ζ「ぷろ…」

P「」ギュッ




51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 07:24:18.43 ID:XC0YicuP0
P「生きててくれて…本当に…良かった…!!」ポロポロ

ζ*-ヮ-)ζ(プロデューサー…あったかい)


その後やよいは救護隊の手によって無事病院へと搬送された

数日後

ζ*'ヮ')ζ「えへへ、みなさんほんとーにご迷惑おかけしましたー」ペコー

伊織「まったくよ!やよいのくせにこの伊織ちゃんをこんなに心配させるなんて」

ζ*'ヮ')ζ「ごめんね伊織ちゃん」

伊織「ばかっ!謝らないの!」ギュ

伊織「おかえりやよい」グスッ

亜美「ひゅ→ひゅ→!よっお熱いNE!」

真美「いおりんのやよいっち好きには適わないNE♪」

伊織「う、うるさーい!」




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 07:38:20.00 ID:XC0YicuP0
P「あんまりはしゃぐなよお前達。やよいはまだ本調子じゃないんだぞ」

亜美「やーい、いおりん怒られたー♪」

律子「あんたもよ」コツン

亜美「ギャー!りっちゃん虐待だー鬼ババだー」バタバタ

律子「コラー!」ギャーギャー

春香「あはは…。やよい、退院おめでとう!」

千早「おめでとう高槻さん。怪我とかは大丈夫?」

ζ*'ヮ')ζ「ありがとうございます春香さん千早さん。おかげさまで大きな怪我もなく元気になりましたー!」ウッウー!

P「いやーほんと不幸中の幸いだったな。栄養不足と水分不足による衰弱ぐらいだけだったからなぁ」

響「あの瓦礫の中で大怪我無しとか奇跡だぞ!」

P「一応医者の話じゃ死んでもおかしくないぐらい衰弱してたらしいから、あのタイミングより遅くならなくて良かったよ」

春香「これも響といぬ美のお陰だね!」

響「フッフーン、自分完璧だからな!」




54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 07:43:51.99 ID:XC0YicuP0
千早「後はやっぱりプロデューサーのお陰もあるんじゃないかしら」

P「おい、それ言うなよ。恥ずかしいだろ」

ζ*'ヮ')ζ「なんですかー?気になります!」

春香「プロデューサーさんったら、やよいが見つかって意識失ってる間ずっっっと右手を握って呼びかけ続けてたんだよ?」フフフ

Σζ*'ヮ')ζ「ほ、ほんとーですか!?」

P「ん、まあ、ね」

真美「兄ちゃん照れてるー♪」

P「お、大人をからかうんじゃないぞ!」マッタク

ζ*'ヮ')ζ(あの時光ったのも確か右手だったな…)




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 07:55:20.80 ID:XC0YicuP0
ζ*'ヮ')ζ「プロデューサー、ありがとうございました」ペコリ

P「なに、プロデューサーとして当たり前のことをしたまでさ」

ζ*'ヮ')ζ「えへへ、約束通りずっと私の味方でいてくださいね」

P「お安いご用さ」ニコッ

P「ほら、やよい早速だが出かける準備するぞ。ほらお前らも準備しろよ」

「「「はーーーい」」」

ζ*'ヮ')ζ「どこか行くんですかー?」

P「ああ、これから伊織の家でやよい快気祝いパーティーをするんだよ」

伊織「もう向こうに行ってるメンツもいるわ。早く行きましょう」

伊織「あ、もちろんやよいの家族も招待してあるわよ」フフン

ζ*'ヮ')ζ「わあ!伊織ありがとう!!」




60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 08:04:12.88 ID:XC0YicuP0
水瀬家

真「もう遅いよみんなー、ボク待ちくたびれちゃったよ」

伊織「あんたのための会じゃないんだからそのくらい我慢しなさいよね」

真「確かにそうだけどさ。アレを見てもそう言えるかい?」クイッ

伊織「どれ?……何よアレ」



雪歩「し、四条さん、まだ食べちゃだめ」グイグイ

貴音「雪歩、それくらい私にだって分別というものが」

雪歩「じゃあなんでお箸と皿を持って料理の前に…」

貴音「はっ!…面妖なり」


春香「あっちはもっと悲惨かも…」




61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 08:11:39.58 ID:XC0YicuP0
小鳥「あーーー!プロデューサーさん達おっそーーい!」ウイック

あずさ「うふふふふ…。あら、もう空ね。すいませ~ん、次のお酒貰えますかぁ?」



伊織「…遅れてごめんなさい」

真「分かってくれてありがとう伊織」

美希「あ!ハニー!やっと来たの!」

P「遅れてすまんな、美希」

美希「やよい、これあげるの!はい」ポンッ

ζ*'ヮ')ζ「わ、大きいおにぎりですー!」

美希「美希のお手製だよ」

ζ*'ヮ')ζ「美希さんありがとうございます!」

長介「おねーちゃん!」




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 08:18:45.58 ID:XC0YicuP0
ζ*'ヮ')ζ「長介!」

かすみ「おねーちゃんもう起きて大丈夫なの?」

ζ*'ヮ')ζ「うん、もう元気元気!いつものおねーちゃんだよ!」ウッウー!

浩太郎&浩司「おねーちゃん!」ダキッ

ζ*'ヮ')ζ「心配かけてごめんね」ギュッ



P「よし、これで全員揃ったな?」

P「ではこれからやよいの快気祝いパーティーを始めるぞ!」

P「みんなグラスは持ったか?それじゃあ乾杯の音頭をやよい、頼む」

ζ*'ヮ')ζ「はわっ!私がですかー!?」

P「主役さん頼むよ」ポンポン




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 08:29:42.60 ID:XC0YicuP0
ζ*'ヮ')ζ「うーコホン。それでえーと、せ、せんれつながら」

亜美「やよいっちー、それを言うならせんりつだYO」

律子「せ・ん・え・つよ!」

ζ*'ヮ')ζ「せ、せんえつながらご挨拶を!」

ζ*'ヮ')ζ「今回はこうやって私のためにパーティーまで開いてくれてほんとーにありがとうございます。今まで沢山の事があって、それでも頑張ってアイドルを続けてこれたのもここにいるみんなのおかげかなーって」

ζ*'ヮ')ζ「グズでのろまな私だけど、こんな私をみんなはいつも助けてくれました。家族のみんなも同じです。いつも支え合って楽しく笑っていられました」

ζ*'ヮ')ζ「そんなみんなが私はだいだいだーいすきです!」

ζ*'ヮ')ζ「それではみなさん準備はいいですか?せーーーの、はい!」


「「「かんぱーーい!!!」」」




67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 08:39:28.59 ID:XC0YicuP0
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ


伊織「さて、そろそろメインディシュの時間ね。シェフ!例のモノを持ってきなさい!」

シェフ「ウィ」

キュコキュコキュコキュコ

長介「わ、おねーちゃん!なんかすごいのがきたよ!」

かすみ「なにあれ…」

伊織「にひひ、あんた達じゃちょっとやそっとじゃお目にかかれない超高級松坂牛の各部位ブロック肉よ」

浩太郎「えぇー!お肉って白いパックに入ってるんじゃないの!?」

浩司「お肉ーお肉ー♪」

ζ*'ヮ')ζ「すごい…。伊織ちゃん、こんなの高そうなのいいの?」

伊織「こんな時じゃなきゃいつ食べるって言うのよ」

ζ*'ヮ')ζ「伊織ちゃん…!!」

ζ*'ヮ')ζ「うっうー!今日は松坂牛祭りですよー!」


──────終──────




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 08:46:54.27 ID:nyGEtPYT0




77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 09:09:40.32 ID:l9qBS/ta0
そして振り向いてはいけない夢を見る>>1であった
オヤスミ乙




78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 09:53:38.37 ID:ByM7duTx0
ζ*'ヮ')ζ<うし、うしをつかう



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/30(金) 10:21:14.16 ID:I+Mvf9vN0
ζ*'ヮ')ζ < おつかなーって




引用元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354210060/l50