1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:00:33.48 ID:HJ8rPzIzi

P「のんびりトークでしょう」






2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:03:04.28 ID:HJ8rPzIzi
P「…はぁ、美味い」

小鳥「ええ、本当に」



P「……」

小鳥「……」

P「静かですね」

小鳥「ええ」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:08:21.13 ID:HJ8rPzIzi
P「こんなに落ち着いてお茶を飲むのも久しぶりですよ」

小鳥「最近は忙しかったですから」

P「喜ばしい事ですよ」

小鳥「ふふ、そうですね」


小鳥「……でも」

P「…?」

小鳥「こうして、のんびり体を休めるのも忘れないで下さいね?」

P「はい」




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:12:00.64 ID:G3efORIL0
はい



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:12:21.03 ID:HJ8rPzIzi
小鳥「もう一杯飲みます?」

P「いただきます」

小鳥「はい、少し待ってて下さいね」



P「……日差しが気持ちいいなぁ」

P「ふわ……ぁ」

P「………zzz」




7 : 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/09/14(金) 17:13:32.70 ID:56uu62BG0
完全に夫婦



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:19:38.43 ID:HJ8rPzIzi
小鳥「お待たせし……」

P「……zzz」

小鳥「ふふっ、本当に疲れてたのね…」

小鳥「…よっ…と」


P「んん……」

小鳥(やってしまった…膝枕…)




10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:23:05.83 ID:HJ8rPzIzi
P「………う」

小鳥「…?」

P「…がん…ば…ましょ…」

小鳥「……ふふっ」


なでなで


P「んん……zzz」

小鳥「いつもお疲れ様です、プロデューサーさん」


小鳥・P
おわり




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:23:48.78 ID:HJ8rPzIzi
好きな組み合わせで好きに書いて下さい
のんびりしましょう




13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:38:25.11 ID:KFV27MAW0
雪歩「プロデューサー、こんなところにいたんですね」

P「おお、雪歩か……」

雪歩「休憩してるんですか?」

P「うん、今日はいい天気だからな」


ぴよぴよ


雪歩「えへへ、小鳥さんもお庭で元気に鳴いていますね」

P「ああ。しかしこんなにゆっくり出来るのも久しぶりだな……」

雪歩「そうですね、最近は忙しかったですから……」




15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:43:22.42 ID:KFV27MAW0
P「……」

雪歩「……」


さらさら……

カタン


雪歩「水のせせらぎが、とっても涼しげですぅ」

P「庭付き一戸建ての事務所に越してきたのは、正解だったかもな」

雪歩「私、とっても気に入っちゃいました。えへへ……」

P「雪歩の家も、こんな感じなんだっけ?」

雪歩「はい、でも……」


ホーホケキョ


雪歩「いつもたくさん人がいるから、こんなに静かな時間はなかなか……」

P「そうか……」




19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:48:47.65 ID:KFV27MAW0
雪歩「まだしばらく、プロデューサーはここにいますか?」

P「ああ。書類仕事も一段落したし、今日はとくに、急ぎもやることもないから」

雪歩「そうですか……それじゃあ私、お茶を淹れてきますね」

P「いいのか? 悪いな」

雪歩「気にしないでください。……本当は、のだてを立ててやりたいところなんですけど……」

P「あはは……さすがにそんなちゃんとしたものはないよ」

雪歩「えへへ……それじゃあ、待っていてくださいね」


とことこ……


P「……」

P「気立ての良い娘だ……」




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:52:43.27 ID:4tQ0Eu5T0
雪歩は健気かわいい!



21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 17:54:06.02 ID:KFV27MAW0
雪歩「はい、どうぞ。お茶ですぅ」

P「ありがとう。……おや、これは?」

雪歩「お羊羹をいただいたんです。ふたりで食べましょう?」


ぴよぴよ……


P「……うん、美味い! 最高のお茶に、最高のお茶請け……」

雪歩「それに、とっても静かな空間……」

P「なんというか……贅沢してる、って感じだな」

雪歩「はい、そうですね……えへへ」




22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:00:14.20 ID:KFV27MAW0
雪歩「……」

P「……」


もぐもぐ……

ずずず


P「……ああ、幸せだ」

雪歩「……本当は」

P「ん?」

雪歩「本当は、この羊羹は……みんなで食べるために持ってきたんです」

P「そ、そうだったのか? ……だとしたら、俺達で食べちゃってよかったのかな」

雪歩「いいんですよ。こういうのは、タイミングが大切なんですから」

P「……みんなには内緒にしておかないとな。俺と雪歩だけの秘密だ」

雪歩「えへへ……そういうの、ちょっと嬉しいかもです……」




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:06:51.51 ID:KFV27MAW0
雪歩「……ずっと、こんな風にのんびり……過ごせたらいいですね」

P「そうだな……でも明日から、また忙しい日々が始まるぞ」

雪歩「そんなの、わかってますぅ。もう……」

P「お、おいおい。なんで急にそっぽ向くんだよ」

雪歩「……なーんて、冗談です。えへへ……」

P「……」

雪歩「プロデューサー? 忘れちゃだめですよ?」

P「うん? 何をだ?」

雪歩「内緒、ってことです。ふたりだけの秘密……」

P「ああ、わかってるよ。羊羹をこっそり食べたなんて知られたら、怒られてしまうからな」

雪歩「……もう」

P「ええ? な、なんでまた……」

雪歩「それも内緒ですぅ!」

雪歩・P
おわり




26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:10:48.57 ID:HJ8rPzIzi
おつ!



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:38:39.19 ID:iXEZAUNV0
P「……。」ズズッ

やよい「~♪」パチパチ

P「……、おーいやよいー、まだ出来ないのか?」

やよい「もう少しですー!待っててください!」パチパチ

P「おーう」

P「……。」ズズッ

P「もう寒い季節か…」




35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:43:28.47 ID:iXEZAUNV0
やよい「出来ましたよ、プロデューサー!はい、どうぞ!」

P「あぁ、ありがとう」

やよい「熱いから気をつけてくださいね」

P「このアルミホイルを剥がす時が一番ワクワクするんだよな~」ガサガサ

やよい「あ~それ、分かるかもです!」

やよい「でも、こうやって…」

やよい「二つに割る時も湯気が上がって美味しそうですよ!」ホクホク

P「あぁ、まさにイモが一番映える時の一つだな」




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:48:06.60 ID:iXEZAUNV0
P「じゃあ、」

やよい・P「いただきます(!)」パクッ

P「うむ、これぞ秋の味覚、美味いな」モグモグ

やよい「ふゎ~、おいしいです~!」

P「ははっ、じゃあもやしとどっちが美味い?」




37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:52:16.65 ID:iXEZAUNV0
やよい「え?もやしとですか?」

P「うん、もやしとサツマイモ」

やよい「うーん…」

P(やっぱりもやしかな?)

やよい「えーっとー…」




やよい「どっちもおいしいですー!」

P(天使やな)




38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:54:59.30 ID:HJ8rPzIzi
(天使や)



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:56:08.15 ID:0kpjrR390
>>38
(こいつ、脳内に直せ……天使やな)




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:01:03.64 ID:iXEZAUNV0
P「なんかさ…」

やよい「なんですか?」

P「やよいってサツマイモみたいだよな」



やよい「えーっ?私、イモなんかじゃないです!」

P「ははっ、例え話だよ」

P「サツマイモってさ痩せた土地でもすくすく育つらしいんだ、そんでもってこんなにも美味しい」

P「裕福ではないけど、こんなに元気に育ってるやよいと少し似てるなーって、思ったんだよ」

やよい「えーっと…?」




44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:02:16.29 ID:HJ8rPzIzi
やよいも



47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:06:16.03 ID:iXEZAUNV0
P「ははっ、よくわかんないこと言ってしまったかな、忘れてくれ」

やよい「あ、でも!よく分かりませんでしたけど、これだけなら分かります!」

P「なんだ?」


やよい「それって褒めてくれたんですよね!ありがとうございます!プロデューサー!」

P「うーん、まぁ、どういたしまして、かな?」

やよい「うっうー!明日からイモのように、頑張りまーす!!」

P(天使やな)

おわり




49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:09:10.92 ID:6JBUhe280

小鳥さんも雪歩もやよいも天使だった




55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:25:59.48 ID:KFV27MAW0


ぱたぱた


あずさ「律子さ~ん? どこですか~?」


ぱたぱた……


律子「あ、あずささん! 私はここですよ。そっちは逆、逆!」

あずさ「まぁ、こんなところに……ふふっ、やっと見つけられたわー」

律子「探していたんですか?」

あずさ「ええ。かれこれ三時間ほど……」

律子「どこまで探しに行っていたんですか……三時間もあれば、ここの敷地全部回れるでしょうに」




57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:32:22.01 ID:KFV27MAW0

律子「あずささんもいかがです?」

あずさ「あら、お茶ですか?」

律子「ええ。まあ……私が淹れたお茶だから、そんなに美味しくないかもしれないけど」

あずさ「そんなことないですよ。それじゃあ、ありがたくいただきますね」


……


あずさ「……美味しい。律子さんは本当に、何でも出来るんですね~」

律子「そんな、いくらなんでも言いすぎですよ」

あずさ「お世辞じゃありませんよ?」

律子「……ごほん! ……ところで、私に何か用があったんじゃないですか?」

あずさ「ああ、そうそう……えーっと……」


ぴよぴよ


あずさ「……なんだったかしら? ふふっ、探してる間に忘れちゃったわ~」

律子「あはは……あずささんらしいですね……」




58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:40:02.72 ID:KFV27MAW0
あずさ「律子さんがこんな風にのんびりしてるなんて、珍しいですね」

律子「私だって、手を抜くときは抜くんですよ。こうでもしないと体が持ちませんから」

あずさ「……すみません、私達のために、毎日毎日……」

律子「ああいえ、そういうつもりで言ったわけじゃ……」

あずさ「……わかりました!」

律子「え?」

あずさ「律子さん、お疲れなんですよね? それじゃあ、私にまかせてください♪」

律子「まかせる、って……」


ぽんぽん


あずさ「はい」

律子「……?」

あずさ「膝枕、してあげます~。そこでゆっくり、お休みになってください」




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:44:39.56 ID:KFV27MAW0
律子「えっ、そんな……恥ずかしいですよ、この年になって」

あずさ「律子さんは、私より年下でしょう?」

律子「それはそうですけど……」

あずさ「はい♪」


ぽんぽん


律子「……」

あずさ「まだですか~?」

律子「……」

律子「……わ、わかりました……。それじゃあ、お言葉に甘えて……」




60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:53:13.53 ID:KFV27MAW0
律子「……」


もじもじ


あずさ「律子さん、そんなに動かないでください~。くすぐったいわ」

律子「すっすみません……なんだか、落ち着かなくて」

あずさ「……えいっ♪」


ひょい


律子「あ、眼鏡」

あずさ「眼鏡をかけたままだから、落ち着かないんですよね? だから没収、です♪」

律子「……そ、そういうわけじゃ」


なでなで……


あずさ「気持ちいいですか?」

律子「…………はい」




62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:01:05.08 ID:KFV27MAW0
あずさ「……律子さんへの用事。思い出しました」

律子「なんだったんですか?」

あずさ「私、律子さんをデートに誘おうとしたんです~」

律子「で、でで、デート?」

あずさ「はい。今日はもう、お仕事もないから……たまにはふたりだけで、どこかお買い物でも行きたいなって」

律子「……デートっていうのは、彼氏みたいな人とするもんですよ」

あずさ「あら、それは違うわよ? デートは、大切な人、とするものです」

律子「……」


ぴよぴよ……


あずさ「……でも、やっぱり、お誘いするのはやめにしようかしら」

律子「え」

あずさ「今みたいに、こんな風に……のんびりした、静かな時間を過ごせるのも……私は大好きですから」




63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:04:16.71 ID:4tQ0Eu5T0
ちょくちょくはいるぴよぴよに笑う



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:08:13.94 ID:KFV27MAW0
律子「……ありがとうございます」

あずさ「それは、私の台詞よ~。いつもお世話になっちゃって……」

律子「私はあなたのプロデューサーですから、お世話するのは当然ですよ」

あずさ「でも……」

律子「……はい、もうおわりっ!」


すたっ


あずさ「もういいんですか?」

律子「ええ。ふふっ、どんな栄養ドリンクよりも、たくさん元気もらいましたから!」

あずさ「そう……それは残念ね」

律子「そ・れ・よ・り~……デート、行きましょう?」

あずさ「え?」

律子「今日みたいなこんな機会、そうそうありません。だから……全部やっとかないと、もったいないでしょ?」

あずさ「……はい!」




65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:13:19.35 ID:KFV27MAW0
律子「……でも」

あずさ「? なんですか?」

律子「デートから帰ってきたら……もしかしたら、また疲れちゃってるかもしれないわね」

あずさ「……」

律子「そのときは、その……もう一度、誰かの膝で休みたいなーって思うことも、ある……かもしれません」

あずさ「!」

律子「……なーんて」

あずさ「……それじゃあ……、律子さんがめいっぱい疲れちゃうくらい、お買い物に付き合ってもらわないとね♪」

律子「て、手加減してくださいね?」

あずさ「ふふっ、どうかしらね~。ふふっ、ふふふ♪」

律子「あはは……それじゃ、行きましょうか!」

あずさ「はーい!」


律子・あずさ
おわり




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:32:11.01 ID:IefBihtA0
「………」

縁側に腰掛けて、プロデューサーはぼうんやりとしていた。
波の音が聞こえる。

「プロデューサー、お茶入れてきたよ」

「おっ、ありがとう。響」

持ってきたお盆を静かにおいて、響も縁側に座る。




72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:35:29.01 ID:IefBihtA0
燦々と降り注ぐ陽光は雨端にさえぎられ、縁側は日陰になって涼やかである。

「いーい天気だなープロデューサー」

「ああ、いい天気だ」

プロデューサーは一口お茶を飲んだ。

「ん、うまいな」

「さんぴん茶だぞ!」

「縁側といえば緑茶って感じもするけど、沖縄に来たらやっぱりこれだよなぁ」

もう一口飲んで、グラスをお盆に戻す。




73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:39:20.03 ID:IefBihtA0
響は伸ばした足をぱたぱたさせた。

「潮の香りがするさ」

「うん。音も相まって、まるで目の前に海が広がってるみたいだ」

実際には縁側の前には中庭を挟んでヒンプンと呼ばれる衝立があり、外の様子は窺い知れない。
しかし、そのヒンプンによって勢いを弱められた海風が匂いと潮騒を届けてくれて、澄み渡る碧い海を想起させてくれるのだ。
二人はしばし黙って、心の中の海を楽しんだ。




74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:43:39.15 ID:IefBihtA0
「プロデューサー、退屈じゃないか?」

彼のほうを見ずに、響がおもむろにそう言った。

「いや?」

「そっか」

響はへへ、とすこし笑った。

「なにもせず、なにも考えないで過ごすなんて、久しぶりだけどさ、」

プロデューサーはそこで口を止め、ちょっと考えた。

「……もしかしたら、初めてかもしれないけどさ。いいもんだなぁって思う」





75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:48:00.76 ID:IefBihtA0
「そうなの?」

「ああ。時間がゆったり流れていくみたいな、贅沢な時間の使い方してるなーって」

「……うん、ゼータクかもな」

プロデューサーをちらりと見て、響は真顔でひとりごちた。

「いつもの、目が回るような忙しさのなかで、あれこれこなすのも、好きなんだ」

「ふうん」

「でもな、こうやって、次なにしなきゃいけないんだっけ、って、考えなくていい、ってのが、うーんと」

空を見上げて言葉を探すプロデューサー。




78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:54:06.41 ID:IefBihtA0
「楽しい。うん、そうだな。なにもしないっていうのが――楽しい」

子供みたいに嬉しそうに笑った。

「俺はそう思うよ」

つられたように笑顔になって、響もうなずく。

「自分も、楽しい、こんなカンジ。ずうっとこのままがいいって思う」

たぶん、それは、プロデューサーが隣にいるから、と思ったが、口には出せない。
なんだか恥ずかしくなって、響は顔を伏せた。




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:57:52.65 ID:IefBihtA0
氷が溶け崩れて、からんと音を立てた。

「ね、ねえプロデューサー」

ちらちらと彼の顔を盗み見ながら、響は切り出した。

「ん? どうした響」

「ちょっと、そっちに寄ってもいいかな」

「ああ、いいぞ。ていうか、そんな気を使わないでくれよ」

可笑しそうに笑ってプロデューサーはお盆をすこし下げた。
迷っているように足の指をぎゅっとしたり伸ばしたりしていた響だったが、
思い切ってぱっとプロデューサーに身を寄せた。




82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:01:31.04 ID:IefBihtA0
「………」

プロデューサーは体温を感じる距離にいる少女を見つめた。

「な、なんだ? プロデューサー。そんなに見ないでほしいぞ……」

「いや、響はちっさいなぁと思って」

「うが!? 自分、小さくないったら!」

「いやいや、ちっさくて可愛いって」

笑ってプロデューサーはすぐ近くの響の頭を撫でた。

「かっかわっ……!」

顔を真っ赤にして響はますます小さくなった。




84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:05:01.40 ID:IefBihtA0
潮風が二人だけの世界を海で満たす。

「えへへ……可愛いっていわれた……」

うつむいたまま響はつぶやいている。

「ほんとに、いい天気だ」

それが聞こえないプロデューサーは、またも空を見上げてぼうんやりとした。




85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:10:32.85 ID:IefBihtA0
ぽすん、と響がプロデューサーによりかかった。

「?」

「すぅ……すぅ……」

彼がその顔を見ると、幸せそうな寝顔だった。
同じような表情で彼は少女との隙間を埋めた。

「むにゃむにゃ……ぷろでゅうさぁ……かなさんどー……」

寝言に苦笑して、彼は応える。

「ああ。俺もだよ、響」




おしまい




86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:11:18.43 ID:HJ8rPzIzi
おつ!



87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:14:13.84 ID:tz3M+wjV0
可愛すぎ泣いた



94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:34:05.16 ID:HJ8rPzIzi
千早「……はい、どうぞ」

春香「ありがとう」



春香「……はぁ~、美味しい」

千早「萩原さん直伝の淹れ方よ」

春香「へえ……そうだ!」

千早「…?」




96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:41:27.36 ID:HJ8rPzIzi
春香「今日は和菓子を作って来たんだ!」

春香「はい、どうぞ」

千早「綺麗……」

春香「ちょっと凝ってみたんだ」

千早「店を出せるレベルだと思うわ」

春香「そ、そうかなぁ…」


春香「…はっ! 私はアイドルなんだから!」

千早「ふふ、そうね」




98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:47:04.67 ID:HJ8rPzIzi
千早「食べるのが勿体無い気もするけど…いただきます」

春香「うん、召し上がれ」



千早「……美味しい」

春香「本当に?」

千早「ええ、お茶によく合うわ」

春香「やった!」




99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:53:15.71 ID:HJ8rPzIzi
春香「……」

千早「……」



春香「静かだね」

千早「ええ…そうね」

千早「でも、この静けさも心地いいわね」

春香「うん」




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:00:01.93 ID:HJ8rPzIzi
春香「沈黙をどう感じるかで、二人の信頼関係がわかるんだって」

千早「…もちろん、私達は親友ね」

春香「うん!」

千早「それに…事務所の皆も、ね?」


春香「そうだね!」

千早「ええ」


春香・千早
おわり




102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:00:45.46 ID:HJ8rPzIzi
お目汚し失礼しました
次の方どうぞ!




103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:01:22.14 ID:iXEZAUNV0
おつなの



104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:02:41.80 ID:IefBihtA0
千早の台詞、胸に来るなぁ
乙!




112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:26:09.05 ID:HJ8rPzIzi
貴音「……ふむ」

貴音「…ふむふむ」


P「貴音や」

貴音「…?」

P「そんなに一気に団子を食べると」

貴音「むぐっ…!?」

P「やっぱり」




113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:30:47.85 ID:HJ8rPzIzi
P「ほれ」

貴音「ん………ぷはぁ…」

貴音「助かりました…」


P「はは、そそっかしいなぁ」

貴音「むっ…」

P「それより…月が出てるぞ」

貴音「……まこと、美しいですね」




114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:35:34.96 ID:HJ8rPzIzi
貴音「……はい、承知しました」

P「…?」



貴音「あなた様…月から迎えが来てしまったようです」

P「え!?」

貴音「あなた様や事務所の皆と過ごした時間……夢のようでした」

P「お、おい貴音!」

貴音「さようなら…あなた様」




116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:39:03.07 ID:HJ8rPzIzi
P「駄目だ! 行くな!」

貴音「はい」


P「はい?」

貴音「『じょーく』ですよ、あなた様」

P「な、なんだ驚いた」

貴音「ふふっ」




118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:43:53.88 ID:HJ8rPzIzi
P「この演技力…仕事にも活かせるな」

貴音「あなた様、今だけは仕事の事はお忘れ下さい」

P「ん、ああ…すまん」



貴音「その仕事熱心な所も、あなた様の魅力の一つなのですが…」

P「ん? 何か言ったか?」

貴音「いえ…月が綺麗ですね、と」

P「そうか…そうだな」

貴音「……いけず」



貴音・P
おわり




120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:47:18.16 ID:56uu62BG0
告白じゃないかー



121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:55:32.79 ID:IefBihtA0
乙! 素敵だった