1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/25(水) 23:54:44.99 ID:9L9pLihv0
P「どうした急に」
飛鳥「いや、今日はクリスマスだろう?」
P「あぁ、そうだな」
飛鳥「娘を売らなければならない程ひっ迫したある貧しい家族を見かねたとある司祭が、
夜中にその家族の家にこっそりと、娘達が身売りしなくてもいい程の金貨を入れその家族を救った。
この聖ニコラウスの逸話が元になっているんだサンタクロースっていうのは」
P「ふーんよく知ってるな」
飛鳥「今はそれを利用して、クリスマスという日は企業が儲かるイベントとなってしまったけどね。
あぁ後男女が節操の無くなる日でもあるか。何だかこの二つは強烈な皮肉だと思わないかい?」
P「まぁそう言われると悲しい気持ちになるな……というか、そんな事言ってるとプレゼント貰えなくなるぞサンタに」
飛鳥「生憎親からは毎年貰ってるよ。サンタなんてもう信じていないと何度も言ってるのに、夜中にボクの部屋にプレゼントを置いていくんだ。
わざわざ赤い服を着て、物音を立てないように用心して……困ったものだよ」
P「それ親じゃなくてサンタだろ?」
飛鳥「そんな訳ないだろう。サンタなんてものは幻想の世界の住人なんだ。妖精や魔法と同じ類のものなんだよ。
ボクはサンタがいない者だといち早く気付いていたよ。義務教育になる前には既にサンタなんていないと知っていたさ」
P「え、いるよ? サンタ」
飛鳥「……」
P「……」